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原稿募集中に関するdot_asahiのブックマーク (22)

  • 第1186回 帰宅時に出迎えてくれる3兄妹 | AERA dot. (アエラドット)

    5年前の6月、段ボール箱に入れられ、捨てられていた子の3兄妹。近所の子どもたちに拾われ、巡り巡って私の家へやってきた。 生後1カ月くらいの小さな子で雄2匹、雌1匹。「飼ってもらえませんか」と子どもたち。「これもご縁かな」とふと思い、引き取ることにした。 3兄妹が拾われたのは、梅雨の合間、1日だけ雨が降らなかった日。拾われていなかったら、ふたもない段ボール箱の中、雨に打たれて息絶えていただろう。 子の名前を決めなければならない。くっついて眠る2匹を守るように隣に座り、時折鳴きながら私を見ている雄。「ありがとう」と言っているのかなと勝手に思う。そうだ。キミは長男かもしれない。だからイチロー(写真右)。もう一匹の雄はジロー(同中央)。メスは小さいからチー(同左)にした。 小さな命が三つ加わることで、生活リズムは一変した。離乳を作り、一匹ずつべさせる。便が出ないときは脱脂綿を濡らし

    第1186回 帰宅時に出迎えてくれる3兄妹 | AERA dot. (アエラドット)
  • 第1183回 孫のように可愛いダアちゃん | AERA dot. (アエラドット)

    ダアちゃんっていうのはいまわが家で飼っている大型犬、12歳のゴールデンレトリバー(写真、雄)の愛称である。 正式な名前はダアウエイ(大偉)という。四川大学に留学したことのある娘がつけた中国語の名前である。 82歳になる私だが、根っからの犬好きだ。学生時代に2年間の下宿生活を経験したが、それ以外は子どもの時から今日に至るまで、飼い犬と一緒でなかったことはない。 しかし、年をとって気が弱くなってしまったのか、以前飼っていたメリー(雌)とハリー(雄)という犬を相次いで亡くしてからは、犬を欲しいという気持ちにブレーキをかけてきた。 身近な愛情の対象を失う悲しみをもう味わいたくないのと、これから子犬を手に入れても、大型犬で10年ちょっとだという犬の生涯に責任が持てそうにないからである。 子は親を見て育つという。親が犬に目がないと、子も相当の犬好きとして成人してしまうものらしい。 そんなふうに育った娘

    第1183回 孫のように可愛いダアちゃん | AERA dot. (アエラドット)
    dot_asahi
    dot_asahi 2016/07/07
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1183回 孫のように可愛いダアちゃん 〈週刊朝日〉
  • 第1181回 食欲旺盛なおじいちゃん犬 | AERA dot. (アエラドット)

    若い頃に毎日2時間散歩をし、よく運動したおかげでしょうか、ヨークシャーテリアのノエル(写真、雄)は、16歳を迎えました。人間同様、昔と同じようにとはいきませんが、おじいちゃん犬なりに毎日元気に過ごしています。 ただ、目が見えなくなったようで、窓に気付かずに激突したり、椅子の足につまずいて尻をついたりしています。 耳も聞こえなくなったようで、以前は雷が怖くて震えていましたが、平気な顔で寝ています。 でも、散歩から帰るとご飯がもらえることは覚えていて、散歩を早々に切り上げ、一目散にご飯の場所へ向かうことも。べ終わった後はその場にとどまり、追加のおやつがもらえるのを待っています。 私たちがご飯をべていると、よく自分もべたいと催促したものですが、最近は気付かないことが多くなりました。でも、時々は私たちの近くに寄ってきて、「ご飯べたい!」と言わんばかりに、か細い声で「フンフン」と催促します

    第1181回 食欲旺盛なおじいちゃん犬 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/06/23
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1181回 食欲旺盛なおじいちゃん犬 〈週刊朝日〉
  • 第1180回 夏近づけば思い出す 愛猫と木魚 | AERA dot. (アエラドット)

    夏が近くなると、いつも思い出すエピソードです。ミャースケ(写真)は5年前に19歳で亡くなりましたが、今でも家族で笑える思い出です。 8月といえばお盆、お棚経のシーズンです。お坊さんが暑い中、徒歩あるいはスクーターで檀家を一軒一軒回り、盆棚の前でありがたいお経をあげてくださいます。 わが家の雄ミャースケは体重7キロの大なのにもかかわらず、家族以外には慣れず、臆病でした。 その日も、お坊さんが来るといつものように逃げ惑い、自分でふすまを開けて和室の座卓の下にもぐり込みました。そこは仏間でもあるので、やがてお坊さんのお経が始まりました。 私どもは神妙にお坊さんの後ろに控え、こうべを垂れます。立派な声のお経もいよいよ佳境に入り、木魚も打ち鳴らされます。 「ポクポク(木魚の音)」「ミャー」「ポクポク」「ミャー」……。 なんと、おびえて身動きができないであろうミャースケが、木魚に返事でもするように

    第1180回 夏近づけば思い出す 愛猫と木魚 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/06/16
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1180回 夏近づけば思い出す 愛猫と木魚 〈週刊朝日〉
  • 第1179回 優しさに感謝します トランより | AERA dot. (アエラドット)

    わしは犬、名前はトラン。ウィペットという犬種の雄で(写真)、8月が来ると16歳になる。 2年前までは毎朝、ご主人と3キロの散歩をしたり河原を走り回ったりするのを楽しみにしていたが、今は脚が弱って、ヨロヨロと100メートルぐらいがやっとだ。 一日中、ご主人か奥さんが見守ってくれ、2、3時間おきに排泄のため、外に抱いて連れ出してくれる。その後は、どちらかに寄りかかって寝る。夜も、交代で一緒に寝てくれるので安心だ。当によく世話してもらっている。 この家にもらわれてきたのは、ご主人と奥さんの退職後。よく来る孫や甥、姪などに囲まれて遊んだり、散歩の際に保育園に寄り、園児たちと遊んだりして楽しい毎日を過ごしていた。 ところが4歳の時に突然痙攣が起こり、検査の結果、門脈シャントという血管の病気とわかった。手術もしたがうまくいかず、それ以後は薬漬け。車で2時間かけ、専門医に通っている。 最初は1週間おき

    第1179回 優しさに感謝します トランより | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/06/09
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1179回 優しさに感謝します トランより 〈週刊朝日〉
  • 第1178回 トラコと夫、仲良くなる予感 | AERA dot. (アエラドット)

    数年前、私たち夫婦が住むマンションの裏の畑で、野良が数匹の子を産みました。近所の人たちが餌をあげていたのですが、その畑に家が建ってしまい、野良一家は離散しました。すると、居場所がなくなった子のうちの一匹がマンションの駐輪場で寝起きするようになりました。 マンションの大家さんが子を保健所に連れていくというので、不憫に思い、私たちが一時的に保護することに。 里親が見つかるまでの呼び名ということで、安直にトラ柄の雌だからトラコと名付けました。 しかし、トラコは気が弱くて人見知りが激しいでした。1カ月たってもよその人には威嚇ばかりしているため、里親探しは断念し、うちで飼うことにしました。 いざ飼ってみれば、トイレもすぐに覚えたし、トラコと呼べば飛んでくる。顔も可愛い(写真)ので、私はトラコが可愛くて仕方がありません。もちろん好きの夫もメロメロ。 それなのに、トラコは夫がなでようとする

    第1178回 トラコと夫、仲良くなる予感 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/06/02
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1178回 トラコと夫、仲良くなる予感 〈週刊朝日〉
  • 第1176回 つらい介護を癒やしてくれる猫たち | AERA dot. (アエラドット)

    覚悟を決めて臨んでいる姑の自宅介護ではあるが、ストレスは半端なものではない。人格が壊れてしまいそうなほどつらいことも多い。そんなとき、携帯電話の壁紙にしている2匹のの写真(右がそら、雄、左がうみ、雌、ともに4歳の兄妹)を見る。 実は彼らは、写真じゃなくても、私の周りにいつもいる飼いたちだ。 外出にも制約がある私の生活の中で、唯一幸せを与えてくれる愛しい者たち。介護の合間のつかの間に、私の膝や背中に乗ってくる甘えん坊の2匹だ。 たちの力は偉大で、その丸い背中をなでているだけで心のリセットができる。 姑の介護の仕方を巡り、夫と意見が対立することもある。最終的には直接携わることの多い私の圧勝なのだが、なんとなく後味が悪いこともある。そんなとき、どちらかのの声を聞くだけで、夫婦げんかの後味の悪さが解消される。 また、夫婦それぞれが1匹ずつを抱き、首元をなでてやると、たちはゴロゴロとのど

    第1176回 つらい介護を癒やしてくれる猫たち | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/05/19
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1176回 つらい介護を癒やしてくれる猫たち 〈週刊朝日〉
  • 第1175回 ダリアに教えてもらった夫の散歩コース | AERA dot. (アエラドット)

    朝7時、庭にちょこんと座り、夫を待つビーグル犬のダリア(写真、雌、8歳)。毎朝の光景だが、犬の体内時計の正確さに感服する。 夫が現れると、ちぎれんばかりに尻尾を振り、喜びを表現する。それでも足りず、夫の周りをグルグル回る。まるで恋する乙女そのもの。仲良く散歩に出かける“ふたり”の姿は、相思相愛のカップルのようだ。 ダリアを飼い始めて8年。朝夕の散歩は私の役目だったのだが、いつまでも元気なダリアに私の体力がついていかなくなった。そこで夫に泣きつき、朝の散歩を頼んだ。 出勤前の慌ただしい時間なので、初めは嫌がっていた夫だが、喜びにあふれるダリアにまんざらでもないふうで、今ではすっかり習慣になった。 こんな穏やかな日々がずっと続くと信じていた矢先、夫が体調を崩し、しばらく入院することになった。 夫が不在の家はなんだか寒々として、私の心も凍りそうだった。しかし事情を知らないダリアは、いつものように

    第1175回 ダリアに教えてもらった夫の散歩コース | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/05/12
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1175回 ダリアに教えてもらった夫の散歩コース 〈週刊朝日〉
  • 第1174回 愛しすぎて猫アレルギーに | AERA dot. (アエラドット)

    飼いの「めんちょい」(写真、7歳)と連れ添って7年。一人の時も結婚してからも、彼女は私だけを、ずっと好きでいてくれる。冬なんて、毛布をフミフミしながら甘えてきちゃって、なんて可愛いんだろう。 まず私のおなかにおなかをベタッとくっつけ、前足を交互に踏みしめる。だんだん調子が上がると、爪をギュッギュッとい込ませてくる。フミフミが終わるころには腹に血が滲んで、ミミズ脹れになるほど……。愛は時に痛みを伴う。 夜中、私がベッドに入ると、なぜかわざわざ首の上に乗ってくる。それでゴロゴロいうもんだから、そのまま朝まで首に重しをのっけたままだ──お、重い。しかし彼女が幸せそうで何よりである。 飼い始めてしばらくして、調子がおかしいと、アレルギーの検査をした。結果は部分の数値が高すぎて測定不能。アレルギーだ。 くしゃみ、かゆみ、肌荒れだけでなく、呼吸器まで調子が悪くなる。寝込むと、めんちょいは心配し

    第1174回 愛しすぎて猫アレルギーに | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/04/28
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1174回 愛しすぎて猫アレルギーに 〈週刊朝日〉
  • 第1173回 娘の命日にやって来たそら | AERA dot. (アエラドット)

    そら(写真、2歳、雄)は、6年前に亡くなった娘の命日にやって来た。娘の幼いときと同じで人懐こく、犬懐こい犬だ。 前の犬が3年前に死んでから、夫と、もう犬を飼うのはやめようと誓った。犬と私たちと、どっちが先に逝くかを考えたからだ。 そこで、ペットショップに行ったり、犬の散歩時間に合わせて歩きに行き、よその犬をなでたりして癒やしてもらっていた。 そんなある日、ペットショップで、マルチーズとトイプードルのミックスで、アプリコット色の可愛い子犬と出会った。 夫は私の心を見透かしたように、「欲しいんだろ、買えば」と言った。だけど、二人の年齢を考えると……。 そのくせ、2回も会いに行った。その犬はおとなしく私の胸にぺたっと体を預け、私を見ていた。 近くに住む息子に相談すると、万一のときには俺が引き受けると言ってくれた。 三度目の正直ではないけれど、3回目に行ったときに子犬を引き取り、そらと名付けた。あ

    第1173回 娘の命日にやって来たそら | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/04/26
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1173回 娘の命日にやって来たそら 〈週刊朝日〉
  • 第1172回 わが家にやってきた「第3のネコ」 | AERA dot. (アエラドット)

    のいるところにが集まる──そういう言葉があったかわからないが、「類は友を呼ぶ」ということわざはある。3年前に路上で子を保護して以来、犬派から派に転向したわが家。さらに2年前に生後6カ月のを引き取り、2匹のが暮らす屋敷となった。 性格が正反対の2匹は、今や朝に夕に運動会を催し、並んでご飯をべる仲良しだ。 新聞に載った里親探しの記事を見ながら「もうこれ以上のは無理ね」と話していた終戦記念日の朝、子が道の真ん中に座っていた。 まだ生後2カ月にもならない小ささだ。近寄っても逃げないどころか近づいてくる。いかんいかんと心の中で唱えながら、目をつぶって通り過ぎた。 家に戻って家内に話すと、すぐに様子を見に出かけた。 5分もしないうちに「ニャー、ニャー」と、かぼそい鳴き声と共に家内が帰ってきた。それからが大変だ。近所からケージを借りてくる、先輩たちが使っていた子用のトイレを探す、

    第1172回 わが家にやってきた「第3のネコ」 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/04/14
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1172回 わが家にやってきた「第3のネコ」 〈週刊朝日〉
  • 第1171回 「吾輩は猫である」と思っている雌犬 | AERA dot. (アエラドット)

    わが家には3歳の小型の雌犬「ハル」=写真左=がいる。 気が小さく、客人を見ればさっと隠れ、近づかれれば震えが止まらない。散歩先で犬に会うと、それが自分より小さくとも、その場で固まるか、私の足に前脚をかけて「抱っこして?」とばかりにせがむ。草むらからカエルが顔を出せば怖がって飛びのき、雨が降れば傘が怖くて散歩に出かけられない。この臆病ぶりには苦笑するばかりだ。 わが家にはも5匹いるが、たちはみんな去勢や避妊手術をしているためか、あるいは性格なのか、新参者のハルに牙をむいたり、攻撃や威嚇をすることはない。ほどほどの距離をとりつつ、マイペースに共同生活を重ねているのだ。 ハルがわが家に来たことでの生活で変わったことといえば、犬の散歩に数匹がついていくようになったことだろうか。 初めは心配したが、たちは隠れん坊や追いかけっこなどをしながら上手についてきている。 そういう環境で育ったハルは

    第1171回 「吾輩は猫である」と思っている雌犬 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/04/07
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1171回 「吾輩は猫である」と思っている雌犬 〈週刊朝日〉
  • 第1170回 被災して出会った若いネコ | AERA dot. (アエラドット)

    去年の9月、夕方の散歩中に一匹のネコと出会った。「どこの子?」と聞くと、ニャーニャーと足に絡みついてくる。そのままわが家から50メートルのところまでくると、犬と散歩に出かける夫と会った。ネコは退散。 1週間後、あのネコが庭からこちらをうかがっていた。工事のため来てくれている大工さんに、弁当のおかずをもらっている。 ネコはその後も庭に現れ、夫にも絡みつく。キジトラの雄。両方の後脚にケガをして肉が見えている。やせていて背骨も目立つ。 「飼ってやったら」と、大工さん。抱き上げると、おとなしく腕の中に収まった。 うーんと夫は悩む。東日大震災の津波で家を失い、転々として、5軒目の今の家には、震災を共に乗り越えた大型犬がいる。平屋なので、以前のようにネコと犬のすみ分けもできない。共生できるだろうか……。その思いは私も同じだ。 それでも、抱き上げたときの温かみが心を離れない。「可哀想だものね」と、飼う

    第1170回 被災して出会った若いネコ | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/03/31
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1170回 被災して出会った若いネコ 〈週刊朝日〉
  • 第1165回 冷蔵庫の前で正座してごはんの催促 | AERA dot. (アエラドット)

    わが家のアイドル、トイプードルのアイ(写真、雌)も11歳、人間でいえば60歳の還暦を迎えました。 相変わらず容姿端麗・性格温厚、そして茶目っけたっぷりです。ただ、階段の上り下りがちょっとゆっくりになったかな? 甘ったれにもなったかな? 私がソファに座ると、飛んできてソファにぴょこんと乗り、私のひざ枕でコトンと爆睡です。 なんとも可愛いしぐさで、飽きずに眺めております。主人が庭仕事をしていると、終わるまで庭を見ながらガラス戸の内側で正座して待ちます。 主人がちょっと一服と休もうものならガラス戸を引っかき、ワンワンと吠えます。それなら早く庭に出して!と言っているようです。主人が再び仕事を始めると、またおとなしく正座します。 アイは箱入り娘で、道での散歩はなし。庭が唯一の散歩エリアなのです。 お天気のいい日は自らガラス戸を引っかき、お散歩の催促です。ガラス戸を開けておくと、15分ほど庭をうろつい

    第1165回 冷蔵庫の前で正座してごはんの催促 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/03/01
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1165回 冷蔵庫の前で正座してごはんの催促 〈週刊朝日〉
  • 第1164回 死の宣告からよみがえった太郎 | AERA dot. (アエラドット)

    2匹のと兎を飼っていましたが昨年11月に16歳の老いを失いました。途端にもう一匹の、太郎(写真)が欲をなくしました。 病院での血液検査の結果、「ウイルス感染症なので助かりません」と宣告されました。まだ2歳半で、若さまっ盛りの子なのにです。 このまま見捨てられないと次の病院に駆け込んだのですが、やはり「長くて1週間もつかもたぬかです」とのこと。あまりにも不憫で泣きながら連れて帰り、夜は毎日やせこけた体を抱いて寝ました。 事はおろか、水を向けてもそっぽを向く状態で、宣告された1週間目の深夜を迎えました。水を人さし指につけて口元に運ぶと、5回ほどなめてくれました。 実は次女の家でも、猛暑のころにを死なせたばかりでした。そのは少し餌をべるようになったものの、その後、たった一日で死んでしまったとか。 わが家の太郎も、水をなめた翌日には餌のにおいをかぐ様子を見せ、昼には少しべました。

    第1164回 死の宣告からよみがえった太郎 | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/02/19
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1164回 死の宣告からよみがえった太郎 〈週刊朝日〉
  • 第1162回 ナゾが多い「のあ」の生い立ち | AERA dot. (アエラドット)

    「のあ」(写真)という男性名ですが、れっきとしたさびの女子です。 「のあ」がわが家にやってきてから、7年たちました。 かなり昔に、飼っていたを亡くした時、とても悲しくて、もうは飼うまいと思いました。 ところが、家の中に十二支の先頭に立つあの生き物が出るようになり、いつぞやの決意はどこへやら、「お様~!」と助けを求めることになりました。 「のあ」は、動物保護団体から譲り受けました。「ここ1カ月ずっと、駅のそばで同じを見かける。とても人懐っこく、警戒心がなさすぎて心配」との知らせに、すぐ保護団体の方が駆けつけ、保護してくださったそうです。 初めて会った時、のどをゴロゴロ鳴らしていた「のあ」。抱っこした瞬間、と一緒にいる時にしか味わえない、あの至福の感覚が久々によみがえり……。 それはしばらく忘れていたとても贅沢な感覚でした。 彼女はすぐに慣れ、超ハイスピードでわが家の一員となってい

    第1162回 ナゾが多い「のあ」の生い立ち | AERA dot. (アエラドット)
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    dot_asahi 2016/02/04
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1162回 ナゾが多い「のあ」の生い立ち 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版
  • 第1158回 家族みんなで育んだ命 | AERA dot. (アエラドット)

    9月15日は祖父の命日。2014年のその日、仕事を終えて帰宅すると、家族が段ボール箱を囲んでいた。のぞくと、中には片手に収まるほどの小さな雄の子がいた。 家のすぐそばで、ひとりで鳴いていたのを姉が見つけた。親とはぐれてしまったのか、心ない人に捨てられたのかはわからない。 すでに3匹のが暮らしている好きなわが家。放っておけるわけがない。小さな命を守るため、忙しい日々が始まった。 子のための“夜勤”は交代で行った。当番の日は、彼を寝床代わりの段ボール箱ごと寝室に移動させ、眠りにつく。 数時間たつと、カサカサせわしい音とミーミー鳴く声で目が覚める。ミルクの時間だ。粉ミルクを作って、スポイトで口元に運ぶ。なかなか上手に吸えないが、彼も懸命だ。スポイト数回分で小さなおなかはいっぱいになり、また眠る。最初は3時間おきだったので寝不足になった。 1週間たつとチョコチョコ歩くようになり、ミルクも

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    dot_asahi 2016/01/08
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1158回 家族みんなで育んだ命 〈週刊朝日〉
  • 第1156回 ♂(オス)だけど「さゆり」です | AERA dot. (アエラドット)

    わが家の「さゆり」(写真)、1歳です。 大好きな女優の名前を勝手にもらったところ、後から雄と判明。でも、そのまま「さゆり」となりました。 昨秋、裏山のコスモス畑で、段ボール箱の中に生後間もない子が入っていました。それがさゆりとの出会いです。折しも台風直撃の前日で、そっと首の後ろをつまむと、か細い声で「フャア」と鳴いたので、急いで家に連れて帰りました。 ペットボトルにお湯を入れた湯たんぽと小さい油差しを使った哺乳びんで、愛情たっぷりに育てました。 普段はおとなしいさゆりですが、トイレにだけはこだわりをみせ、ウンチはトイレの縁に手と片足をかけ、器用に立ったままします。そしてその後、親の敵のように一心不乱に砂をかけるので、勢いでウンチが飛び出してしまうことも。 もう大丈夫、といくら声をかけても、納得するまで続けます。そこで園芸用の大きなプランターをトイレにしましたが、相変わらず周りは砂だらけ

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    dot_asahi 2015/12/17
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1156回 ♂(オス)だけど「さゆり」です 〈週刊朝日〉
  • 第1153回 朝晩の散歩は思い出とともに | AERA dot. (アエラドット)

    もう30年以上も前のこと。娘が小学生になったので、勤めに出ることにした。その際、夫が「留守番する娘がさみしくないように」と、真っ白い雑種の子犬を買ってきた。雄で、名前はシロ(写真右)。 紀州犬の血をひき、とても気性が荒く、家族以外には決して気を許さない。散歩中に可愛いと声をかけられても、かむといけないので「ごめんなさい、触らないで」と断っていた。 シロは17年にわたって、わが家の家族でいてくれた。ただ、晩年の半年ほどはオムツの日々だった。シロもつらかっただろうと、今も心が痛む。 シロが死んで、こんな悲しい思いは二度としたくないと思った。 しかしその半年後、娘と動物愛護センターで開かれている動物ふれあい広場というのに行ったら、シロにそっくりな子犬に出会ってしまい、すぐに申し込んだ。 3倍の競争率だったが、みごとに当たり、子犬はうちの家族となった。 そのときの愛護センターの人の注意が、「帰宅後

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    dot_asahi 2015/11/27
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1153回 朝晩の散歩は思い出とともに 〈週刊朝日〉
  • 第1150回 目が離せない“お騒がせ” | AERA dot. (アエラドット)

    わが家の愛の名前はちょび。鼻の下に立派なちょびひげをたくわえた白黒の男の子です(写真、11歳)。 彼は子のころ、とてもいたずらで手を焼きました。 ある朝起きると、居間の床がまるで雪が降ったように真っ白になっていて、目を疑いました。 前の日に購入したトイレ用の砂をうっかりしまい忘れていたら、彼はビニール袋を引きちぎり、ご丁寧に中身を床いっぱいにまき散らしたのです。片付けなかった私が悪いのですが、朝の忙しい時間帯にトホホでした。 またキッチンでいたずらをするので、百円ショップでメッシュパネルを購入し、バリケードを作りました。上手にでき、してやったりとほくそ笑みましたが、人が入るのにもバリケードをいちいち外さなければならず、これまたトホホ。 今はいたずらもだいぶ落ち着きましたが、彼が2歳ぐらいのころからでしょうか、きちんと閉めたはずのドアが開いていて、おかしいなと思うことがしばしばありまし

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    dot_asahi 2015/11/06
    【犬ばか猫ばかペットばか】第1150回 目が離せない“お騒がせ” 〈週刊朝日〉