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若林良に関するdot_asahiのブックマーク (3)

  • わたしの容れもの | AERA dot. (アエラドット)

    年をとるとともに、体にも変化が現れる。脂肪がつきやすくなる、ぎっくり腰になる、肌が乾燥しやすくなる。40代後半を迎えた著者は、そうした自身の「容れもの」の変化を、加齢のマイナス面だけでなく、むしろ好奇心を軸として積極的に探っていく。 たとえば、視力が低下して眼鏡を作った際、周りの人や物がはっきり見えるのに驚いたり、やがて訪れる老眼にちょっとした期待を覚えたり。また事に関する興味が増大し、自炊の際に一緒に暮らす家族の健康に配慮するようになったり。 老いはネガティブなものと認識されがちだが、著者は年輪を確実に刻んでいく身体と、その速さに追いつかない意識とのギャップに自然な笑いを見いだしている。だから、年をとることが微笑ましく、読んでいるこちらも楽しみになる一冊だ。 ※週刊朝日 2016年9月9日号

    わたしの容れもの | AERA dot. (アエラドット)
  • みんなの映画100選 あのシーン あのセリフ | AERA dot. (アエラドット)

    100映画のワンシーン、または鍵となる台詞が「青春」「愛」「アクション」「SF」「コメディ」などの六つのカテゴリーに分けられ、イラストと短文で紹介されている。 取り上げられるのは1950年代から現在までのアメリカ映画が中心。スピルバーグ監督の名作「E.T.」の「いつもここにいるよ」のように有名なものもあれば、ツワイゴフ監督の青春映画「ゴーストワールド」の「いい人間関係を築けるのは馬鹿だけよ」のように、その言葉の直接的な意味に対して納得しづらいものもある。 ただ、どれにも共通するのは、映画を愛し抜く著者たちの姿勢だ。批評というより、一人の映画好きとして、一つひとつの作品に寄り添っている。映画ファンだけでなく、紹介された映画をまだ見ていない人にも広く開かれた一冊だ。 ※週刊朝日 2016年6月17日号

    みんなの映画100選 あのシーン あのセリフ | AERA dot. (アエラドット)
    dot_asahi
    dot_asahi 2016/06/14
    【書評 話題の新刊】みんなの映画100選 あのシーン あのセリフ 〈週刊朝日〉 #鍵和田啓介 #長場雄 #オークラ出版 書評 by
  • 観察する男 映画を一本撮るときに、監督が考えること | AERA dot. (アエラドット)

    「台なしの映画づくり」と呼ばれる想田和弘監督のドキュメンタリー製作作法。テーマも、キャストも、撮影日数も決めないまま、一人でカメラを回し、音声を録(と)り、目の前で起きる出来事の「観察」にのぞむ。書はそうした「観察映画」の最新作「牡蠣工場(かきこうば)」の製作過程を通じて、その独特の手法を明らかにしていく。 撮影中に何が起こるかは、監督自身にも予想がつかない。だからこそ、見たことをどのように映画にまとめるか、監督の「観察眼」が重要となる。今回も「牛窓(うしまど、岡山県)で漁師を撮影する」以外は何も決まっていなかった。現地では漁師や牡蠣工場の人々、そこで働く中国人労働者だけでなく、時にはよその飼いにもレンズを向ける。グローバリズム、高齢化、第1次産業の苦境……。映画を見た人がさまざまな解釈ができるよう、一つの意味に絞り込むことを避けながら撮影し、編集していく。 書には監督へのインタビ

    観察する男 映画を一本撮るときに、監督が考えること | AERA dot. (アエラドット)
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