本章では、ASP.NET CoreでCacheやSessionを利用できるように設定します。また合わせて、セッション情報をRedisで利用できるよう調整します。 はじめに セッションは旧来、Webサーバのメモリ上やデータベース上に展開されることが多くありました。ただそれぞれに以下の問題がありました。 WEBサーバのメモリ セッションの冗長構成が難しい データベース パフォーマンスに難あり Redisでは、メモリ上にデータが保持されます。そのため、セッション情報といった高頻度に更新・参照される場合に強みを発揮します。またWEBサーバーと切り離されているため、キャッシュサーバー専用に冗長構成を取ることができ、スケールアップアウトにも強い特徴があります。そこで今回Sessionの保存先として、Redisを利用します。 準備 Chocolateyをインストール 管理者権限でコマンドプロンプトを実行