5日に神奈川・小田原市の小田原城で行われた第3回将棋電王戦第4局は、ツツカナが森下卓九段を破った(第3回将棋電王戦、 マイナビニュースの記事、 時事ドットコムの記事、 朝日新聞デジタルの記事)。 ツツカナは将棋電王トーナメント2位の実力で、昨年の第2回将棋電王戦でも船江恒平五段を破っている。一方の森下九段はタイトルを獲得したことはないものの勝ち数が多く、「無冠の帝王」とも呼ばれる。対局は相矢倉でじっくりとした展開になったが、ツツカナが徐々にリードを広げ、135手で森下九段を破った。将棋電王戦で九段の現役プロ棋士を将棋ソフトが破るのは初めて。 ツツカナの勝利でコンピューター側の3勝1敗となり、2年連続で団体戦の勝利が確定した。12日に東京・渋谷区の将棋会館で行われる第5局では、屋敷伸之九段がponanzaと対局する。