敗戦の光景/「堕落論」と戦後/「牙を抜かれた怪物」/忘れられた江戸の成熟/垂直な価値の基軸/タンタロスの悲劇/あてがわれた平和の毒/横田基地は「戦勝記念品」/収奪される先端技術/「核の傘」という幻/尖閣を守れるのか/安保条約への誤解/ジャパン・ディッシング/核保有という選択肢/司馬遼太郎の慨嘆/「刷りこみ」こそ教育の原点/愚劣な官僚、幼稚な国民/脳幹論は国家に通じる/三島由紀夫の予言/権利の主唱、欲望の肥大/民族的DNAとしての受動性/自らの遺書として 首都の不安/「一番豊かで、一番あわれな子供たち」/正統な青春、透明な閉塞/ルネサンス以来の文学の主題とは/「太陽の季節」とその時代/何が想像力を摩滅させるか/「三つのスクリーン」の罪/物欲、金銭欲、性欲/ヴァーチャル化する暴力と死/根源的な情念なき“恋愛”/「孤独を賑わす術を知らぬ者」/「草の花」に見る愛の本質/我々自身なら救えるはず/画一
至道流星さん作、ニノ膳さんイラストのライトノベル「羽月莉音の帝国」6巻の表紙 企業の社長を務めながら、若者向けの小説ライトノベル「羽月莉音(りおん)の帝国」の著者として注目を浴びている至道流星(しどう・りゅうせい)さん(34)。高校生が上場企業の社長になり、国家の建国を目指すという内容で、TOB(株式公開買い付け)や企業買収、金融商品など、ライトノベルとは縁遠い言葉が次々と飛び出す。作中で中国の反日暴動や銀行の破綻など現実を“予言”する至道さんの創作の裏側を追った。(毎日新聞デジタル) 至道さんは、高校時代から起業に興味があり、卒業直前にIT業界に入り、進学した大学もすぐに退学し、親の反対を押し切って、ビジネスの世界に飛び込んだ。超有名企業の出資を受け、起業し、国際衛星放送やソフトウエア開発、雑貨販売などを手がけ、10年以上第一線で活躍。「76世代」と呼ばれる経営者だ。 至道さんが筆を
21世紀の『タイムリープ』になれるか? ―『サクラダリセット』のすすめ― - レスター伯の躁鬱 ええと、まずひとつ。『サクラダリセット』はタイムリープの物語ではありません。 『サクラダリセット』のヒロイン、春埼美空の能力は「リセット」、自分の記憶も含めて世界を巻き戻してしまう。一方の主人公、浅井ケイの能力は「記憶保持」、世界がリセットされてもケイの記憶だけは保持される。 つまり、二人がやっていることは「やりなおし」ですが、実質的な能力は「タイムリープ」ではなく「未来の記憶を保持する」、すなわち「未来視」なのです。『サクラダリセット』の世界にはパラレルワールドもタイムパラドックスも存在しません。 また、「未来視」という能力の存在は、ストーリーが進行するにしたがって次第に重みを増していきます。どのように「未来視」が物語に絡んでくるのか、気になる方は書店で全巻をお買い求めください。 ちなみに、『
故・伊藤計劃氏の遺作。 あらすじにある「ユートピアの臨界点」という言葉がまさにこの小説の本質だと思う。ユートピアとディストピアの曖昧な境目。社会から無尽蔵に与えられる福祉と、その世界に反抗するため自死を選ぼうとした3人の少女。 執筆当時、病床に就いていた伊藤計劃氏の遺言とも言える、見せかけの優しさや倫理が横行する高度福祉社会の結末。 何人もの人間が長い年月をかけて表現できないでいたものを、情け容赦なく1冊で表現した傑作。 「大災禍」という最終戦争の後、世界は「生府」という機関により高度な福祉社会と化し、人々は医療ネットワークに繋がれながら極力危険を廃した世界で調和に満ちた生活を送っていた。だが、13年前に、成長して身体に医療ソフトを埋め込まれる前に自殺してこの見せかけだけの世界に反抗しようとした3人の少女が居た。実際に命を失ったのはその計画の首謀者であったミァハ1人であったものの
〈本書の内容〉 ビジネスパーソンが成長するための必須知識、「投資」。 会社で新規事業の事業計画書を作るためにも、自分の資産を守るためにも、学ぶことは避けられない。 しかし、必要だと分かっていても身につかない方が多い。なぜなら入門書でも、難解な理論や専門用語を解説することが避けられないため、最後まで続かないから。 本書はそんな方にお届けしたい本。 展開が気になって読む手が止まらないのに、気がつけば学べているという理想的な一冊です。 <ストーリー> 倒産危機の企業に銀行から派遣されたロボット取締役。機械じかけの上司の下、課長・道明美穂は、V字回復への突破口を探る。事業計画書の書き方、株や不動産、ポートフォリオ理論から、稼げない彼氏・吾郎への投資まで、感情を排した指導の下、冷静な分析力と判断力を磨く美穂。はたして彼女は会社を救うのか? そして、吾郎との関係が迎える結末は――? ◇
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