GNU/Linuxがきちんと動作するハードウェアを見つけるのは簡単ではない。ましてや、完全にフリーなシステム、つまりプロプライエタリなドライバやファームウェアを一切使わずに動作するマシンを探すとなると、作業は困難を極める。印刷はOpenPrinting、スキャナはSANEのデータベースというように、個別の機能については情報が得られるが、フリーシステム全体の情報を得られる場所はほとんどないに等しい。この間隙を埋めるべく、フリーソフトウェア財団(FSF)では、GNU/Linuxをサポートするハードウェアのリストの作成を独自に進めている。そして、次の1歩として、米でパソコン販売を手がけるLos Alamos Computers(LAC)と協力して、GNU/Linuxをプレインストールしたフリーなコンピュータを世に送り出す試みを始めた。 FSFがハードウェアリストの作成を始めたのは数か月前のこと。
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