11月7日、本田技研工業株式会社は「体重支持型歩行アシスト」装置の試作機を初公開した。「体重支持型歩行アシスト」は小型シートのついた両脚型のデバイス。使用者(自力歩行できる人)の体重を支えることで、歩行・階段昇降・中腰動作をするときの脚の筋肉、関節(股関節、ひざ関節、足首関節)の負担を軽減する。 大きくシート、フレーム、靴の3つで構成されている。重量は6.5kg(靴、リチウムイオンバッテリ含む)。機器に繋がった靴を履き、シートを持ち上げるだけで、手軽に装着できる。機器本体は足の間、内側に配置される構造となっているため幅をとらない。モーターは2つで、一充電稼働時間は約2時間。フレームはカーボンファイバー製である。 ホンダはこれまでも装着型歩行アシスト装置を公開していたが、今回発表されたデバイスは機器を体に固定するベルトもいらないシンプルな構造となっている点が特徴。基本的に脚の後ろに来るように