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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu (4)

  • 我々は何をしてしまったのか? 『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『スター・ウォーズ フォースの覚醒』観賞。 というか、今のところ計8回劇場に赴いているワケだが…… カンタンに感想を述べれば「おもしろかった!」と無邪気に答える。面白かったよ! しかし、オリジナル3部作からリアルタイムで付き合い、プリクエル3部作はもちろん、スピンオフやコミックなどの出がらしも平らげるほどスター・ウォーズ世界を愛してしまった私には、「おもしろかった!」の一言では表現しきれない想いが当然ある。 『スター・ウォーズ』とは何なのか? そもそもスター・ウォーズ、オリジナル三部作は「古臭いものを再提示する」というコンセプトで作られている。 オープニングの「A long time a go in a Galaxy Far, Far Away」が、古典的おとぎ話の語り出し「むかーしむかし、あるところに」のもじりであることは良く知られている通り。 劇中でも、チャンバラにターザン・スウィング

    我々は何をしてしまったのか? 『スター・ウォーズ フォースの覚醒』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    dowhile
    dowhile 2016/02/14
    マッドマックスFRが文句なしの不朽の名作だったのと比較されちゃうのかなあ
  • 胎児の夢 『ゼロ・グラビティ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『ゼロ・グラビティ』鑑賞。 「絶叫マシン」が好きだ。猛スピードで道路脇を駆ける後楽園。民家の隙間を抜ける浅草花やしき。広大な自然の中で上下左右も解らなくなるほど振り回される富士急ハイランド。もちろんディズニー・ランドのスペースマウンテンやビッグサンダーマウンテンの完成された箱庭を抜ける楽しさは別格だ。 しかし、フリーフォール系だけはどうにも苦手だ。塔にくくりつけられた座席がてっぺんまで引き上げられ、落下。ジェット・コースターが「スピード」の娯楽だとすればフリーフォールは単純に「死の疑似体験」だ。 文学や絵画など多くのジャンルで「死の疑似体験」もしくは「死」そのものと向き合うものは存在する。もちろん映画にも「死の疑似体験」を娯楽にした作品は多い。ホラー映画、サスペンス映画など、殺されるかもしれない恐怖にさらされた人を見て感情移入し、死を考え恐怖する。そして、今の生(せい)を実感する。 メメン

    胎児の夢 『ゼロ・グラビティ』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    dowhile
    dowhile 2013/12/18
  • 松本人志を正しく恐れよ『R100』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『R100』鑑賞。 ダウンタウン松人志監督最新作。 2011年3月11日 福島、宮城を中心に発生した大震災は原発を破壊し、沿岸地域では津波により多くの死傷者を出した。あれから2年以上が経過したが、未だにその爪痕は土地や人々の心に強く残っている。 東京では、311当日こそ電車が止まったり家財が倒れるなどの被害はありはしたものの、「原発崩壊」に比べれば取り返しのつく程度の被害に納まった。そして、心にも全く無いとも言えない程度の“それなり”な爪痕を残した。 震災直後は日に1回は大なり小なりの余震があった。相手は天災だけにこっちの予定などお構いなしで、トイレにいようと、寝ていようと、風呂に入ってくつろいでいようと、不倫中でホテルにしけ込んでいる最中だろうと、ひとりDVDを見ながらオナニーの最中だろうと、とにかく唐突に揺れだした。その都度311の記憶が蘇り、つい外に出てみたりタンスを手で支えてみた

    松本人志を正しく恐れよ『R100』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
    dowhile
    dowhile 2013/10/07
  • 耳の中ガンガン鳴ってる銃声がヘビーローテーション『悪の教典』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール

    『悪の教典』鑑賞。 プロモーション会見を前にしたAKB48大島優子に「私はあの映画が嫌いです。」と言わしめ、会見を辞退させた作品として有名です。原作は『黒い家』でも人殺しを厭わないサイコパスを描いた貴志祐介。監督は(映画の中では)人殺しどころか女子供も嬉々として蹂躙してからブっ殺す三池崇史です。 誰からも慕われるイケメン英語教師、ハスミンこと蓮実誠司。しかし、彼が赴任してから不審な自殺や失踪が続いていた……という話。序盤こそ『シンプル・プラン』型の犯罪者視点で成り行きを見守るサスペンスの体をなしています。集団カンニングを企てる少年やセクハラ教師をとっちめる様子は爽快さをもって描かれています。そこまではハスミンに寄り添った視点で映画を見ていると、非常に心地よく過ごせます。しかし、毎日のように「娘がいじめにあっている」と怒鳴り込む父親に対し過度な罰を与えるに至り、作は観客をふるいにかけるので

    耳の中ガンガン鳴ってる銃声がヘビーローテーション『悪の教典』 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール
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