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ブックマーク / honyakumystery.hatenadiary.org (3)

  • 【追悼特別寄稿】ディック・ブルーナさんと海外ミステリー(執筆者:瀬名秀明) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    2017年2月17日、オランダのユトレヒトでディック・ブルーナさんが亡くなりました。89歳でした。 ブルーナさんがそのキャリアのごく初期に、父親の経営する Bruna & Zoon 社で数多くの装幀を手掛けていたことはよく知られています。そのなかには多数のミステリー作品が含まれていました。 最初のうちはハードカバーをデザインしていましたが、1955年にペーパーバックの Zwarte Beertjes(ブラックベア)叢書が創刊されると、その後ゆうに1400冊を越える書籍の装幀を手掛けました。とりわけオランダのミステリー作家ハファンクや、ベルギー出身のジョルジュ・シムノンなどの装幀は多く、シリーズの特性を活かしたアイデア溢れるそのデザインは世界中の読書愛好家の心をつかみました。 ブルーナさんは小説作品を読んだ上で装幀をしていたそうです。ブラックベア叢書のなかには「当にこれがブルーナなのか?」

    【追悼特別寄稿】ディック・ブルーナさんと海外ミステリー(執筆者:瀬名秀明) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
    dowhile
    dowhile 2017/02/19
  • 初心者のためのジョン・ル・カレ入門(執筆者・加賀山卓朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    映画『裏切りのサーカス』公開(これは傑作。くわしくは三橋曉さんのミステリ試写室flim6を)に加えて、第3回名古屋読書会は課題図書を『寒い国から帰ってきたスパイ』にして速攻満席。これは時ならぬル・カレ・ブームか? というわけで、ジョン・ル・カレ入門です。 ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV) 作者: ジョンル・カレ,John le Carr´e,村上博基出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/03/31メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 53回この商品を含むブログ (64件) を見る やはり命から。しばらくスマホやソーシャル・ネットワークから離れ、可処分時間のすべてを費やして没頭していただきたいのが、『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』、『スクールボーイ閣下』、『スマイリーと仲間たち』のスマイリー三部作。「スパイ小説の金字塔」と呼

    初心者のためのジョン・ル・カレ入門(執筆者・加賀山卓朗) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • 大人気SFの続篇はSFミステリの傑作だった!――『パラークシの記憶』(執筆者・北原尚彦) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    パラークシの記憶 (河出文庫) 作者: マイクル・コーニイ,山岸真出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/10/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (26件) を見る 待ちに待っていたが出た。当に待っていた。何せ、マイクル・コーニイである。しかも邦初訳である。邦初訳の長篇が出るのは、実に三十二年ぶりなのである。 マイクル・コーニイ(1932〜2005)はカナダのSF作家。かつてはサンリオSF文庫から四長篇が邦訳刊行されたが(その際は「コニイ」表記)、サンリオのSF出版からの撤退により文庫全体が絶版になったことは有名すぎるだろう。コーニイは日のSFファンに人気が高く、サンリオSF文庫の中でも高い古書価が付いていた。更にその中でも一番人気だったのが『ハローサマー、グッドバイ』だった。甘甘の恋愛ものでありながら、SFとしても大傑作だったのである。 この『ハローサマー、

    大人気SFの続篇はSFミステリの傑作だった!――『パラークシの記憶』(執筆者・北原尚彦) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
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