【コア&モア 「ザ・ノース・フェイス」強さの秘密㊦】頂上品の販促費を1.5倍に 売上高500億円を目前に、「ザ・ノース・フェイス」(TNF)は何を目指すのか。さらなる成長余地はあるのか。ゴールドウインの西田明男社長は、「浮かれないようにするだけ。緩んで『売れればいい』というようになると、お客様からは反発される。ブームに乗らない」と答える。森光執行役員も「どんなに規模が大きくなっても、ブランドの信頼度を落とすことはしない」と強調する。 【関連記事】「ザ・ノース・フェイス」強さの秘密㊥ TNF事業の重点施策に位置付けるのは、今一度、ブランドの根幹(コア)を磨き上げること。信頼を築く根拠となる部分を、明確にする作業だ。 ◆2%へ集中投資 17年秋物から、TNFの頂上商品「サミットシリーズ」を刷新したのはそのため。テクニカル商品群として誕生したが、その後、独自のロゴマークがブランド内に氾濫(はんら