自殺者の推移(警察庁まとめ) 警察庁は3日、2010年の全国の自殺者総数の確定値を発表した。総数は1月に発表した速報値より130人多い3万1690人。13年連続で3万人を超えたが、前年比では3.5%減で、9年ぶりに3万1千人台に下がった。男女比は男性7割、女性3割で依然として男性が多い。 確定値のまとめにあたり、警察庁は自殺者の内訳の分析を加えた。年代別にみると、50代が5959人と前年比で8%減ったのが目を引く。 自殺の原因・動機で遺族らに心当たりがあるのは全体の7割強で、複数計上で最も多かったのが「健康問題」の47%。以下、「経済・生活問題」(22%)、「家庭問題」(14%)、「勤務問題」(8%)、「男女問題」(3%)の順だった。 自殺原因で2番目の「経済・生活問題」は、人数は前年比で11%(939人)減と大きく減った。細かく項目に分けると、「多重債務」や「事業不振」が前年より