昨年からビジネスの世界で,「ビッグデータ」という言葉が論じられるようになっている。デジタル化によって急増しつつあるデータを分析し,新たな情報を取り出すことで,企業活動に役立てようという発想だ。実際にビッグデータ活用によって,ビジネスのあり方を一変させるような例も出てきている。 一方で市民の側から見た場合,ビッグデータはまだまだ概念的なもので,実感できないという人がほとんどだろう。しかしそれは企業だけでなく,私たちの生活にも深く関係しており,社会全体を変えてゆく可能性もある。 ビッグデータ時代には情報のあり方がどのように変化し,それが社会にどう影響するのか。いくつかの事例を通じて考える。 ◎ 講演資料を公開中! http://ice.lib-arts.hc.keio.ac.jp/talks/kobayashi-akihito-20121024/ ◎ 本講演会は,多くのゲスト講師をお