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2017年12月10日のブックマーク (17件)

  • 株式会社 高文研

  • 鬼殺し(上) - 白水社

  • 『名誉と恍惚』 松浦寿輝 | 新潮社

    なんて懐かしい小説だろう。三年前の春だったか、いつものように眠れぬまま深夜に起きてウイスキーをちびちびやりながら届いていた「新潮」五月号をめくるうち、この小説の連載第一回に巡りあい、たちまち引き込まれてしまった。舞台は魔都・上海。それだけでも充分だった。子供の頃、山田五十鈴主演の「上海の月」その他上海で撮影された映画を見ていたからそこがどのような場所かは知っていて、以来ずっとそこはまさに蠱惑の魔都なのであろうと憧憬してもいたのだ。それからは毎月「新潮」を待ちかね、届いた夜はグラス片手に楽しむこととなる。主人公芹沢一郎の活躍が始まるのは一九三七年、物語はその数年前から始まっているからちょうどぼくが生まれる前後、だから尚さら懐かしいのだ。ぼくが生まれた一九三四年は主人公が警視庁から上海の工部局警察部に赴任させられた年である。ここで主人公の運命や話の展開を書いてもこの作品の魅力を伝えたことにはな

    『名誉と恍惚』 松浦寿輝 | 新潮社
  • 経済成長の日本史 « 名古屋大学出版会

    内 容 奈良時代~近代初頭にいたる列島経済の展開を一望、最貧国水準を抜け出し、1人あたりGDPが着実な上昇に転じていく過程を、利用可能な数値の精査と多様な文献の活用により、災害・飢饉・環境・都市化なども視野に解明。はじめて日の超長期GDP推計を実現し、日史の新たな扉を開く。 【書「はしがき」】 「はしがき」 目 次 はしがき 序 章 超長期GDPとは何か はじめに 1 書の課題 2 書の推計の考え方と方法 3 書の構成 むすび 第Ⅰ部 農業生産量の推計 第1章 古代の農業生産量の推計 はじめに 1 耕作地面積の推計 2 土地生産性の推計 3 古代の農業生産量 4 古代の農業生産の背景 むすび 補論1 古代における耕作地の状況について 第2章 中世の農業生産量の推計 はじめに 1 土地資料による推計 2 需要関数による生産推計 3 中世の農業生産量とその背景 むすび 第3章 徳川

  • 私にはいなかった祖父母の歴史 « 名古屋大学出版会

    内 容 これは殺人捜査ではなく、生成の行為だ ——。スターリン主義、第二次世界大戦、ヨーロッパ・ユダヤ世界の破壊という20世紀の悲劇のなか、二人はどのように生きたのか。それを調べ、記すことの意味とは何か。革新的な歴史叙述により、アカデミー・フランセーズ・ギゾー賞、歴史書元老院賞、オーギュスタン・チエリー賞をトリプル受賞。『歴史は現代文学である』の姉妹編。 【イヴァン・ジャブロンカ 歴史書元老院賞 受賞講演】 書で歴史書元老院賞を受賞したイヴァン・ジャブロンカ。その受賞講演を、著者の許諾を得て、訳者の田所光男先生に翻訳していただきました。以下のリンクからPDFでご覧いただけます。 イヴァン・ジャブロンカ 歴史書元老院賞 受賞講演 【訳者インタビュー・読書案内】 訳者・田所光男先生に、このの特徴や魅力、翻訳しながら意識していたこと、感じたことなどをざっくばらんに語っていただきました。書の

  • 『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』 米本浩二 | 新潮社

    大学に入ったばかりの18歳のときのことである。法政大学の古代文学の教授であった益田勝実が、授業で石牟礼道子の『苦海浄土 わが水俣病』(この後『苦海浄土』と略す)の一節を読み始めた。その「音」に私はたちまち巻き込まれ、一瞬のうちにその世界に飛んだ。魂がどこかへ連れて行かれ、私は別世界にいた。 「これはいったいなに? この言葉、この音、この世界は未知のもの。しかし、とてもよく知っている。これ、文学? こういう文学が、世の中にあるのか?」 その時に感じた衝撃は「理解」を超えていた。「分かる」つまり分ける、分類することで納得するたぐいのものでなく、ジャンルという発想を超えて音としての言葉が直接ぶつかってくる。私のもっていた文学概念がいかに狭いものか、思い知らされた。1970年、『苦海浄土』刊行翌年の出来事だった。この経験は、後に私が江戸文化と出会ったことと無縁ではないと思っている。 この作品はノン

    『評伝 石牟礼道子―渚に立つひと―』 米本浩二 | 新潮社
  • 『土の記(上)』 高村薫 | 新潮社

    はてしない死の堆積物である土壌。その上で精緻な耕作を営む日の農業社会。老人が主役の、都市部からすれば全くの異空間である農村をあえて舞台に選び、衝撃のラストに至る最新作。これまでの作風に変遷を踏まえ、筆者の執筆の背景に迫るべく問いを重ねた。 土壌と農耕への関心 ――編集部 高村さんの土や土壌への関心の高さはいったいどこから来るんでしょうか。 ●高村 もともと地学という教科が好きだったんですが、その源を辿ると、子どものころ小学校の裏の住宅造成地で地層というものを初めて見たときまで遡れると思います。ブルドーザーで削られて剥き出しになっている地層です。色の異なった層が幾重にも重なっているのがとても面白かった。モノリスと呼ばれる土壌標の存在は東京の国立博物館で初めて知ったのですが、今回はのカバーにモノリスの画像を使いたくて、装幀をお願いした多田和博さんとご一緒に、三重県の農業研究所を訪れて撮影

    『土の記(上)』 高村薫 | 新潮社
  • 最近、朝日新聞が「自分自身=リベラル」を問い返している | 文春オンライン

    ▼〈耕論 リベラルを問い直す〉10月31日、朝日新聞(筆者=山口二郎、竹内洋、増原裕子) 最近、『朝日新聞』が、〈自分自身=リベラル〉を問い返すような論説を識者に書かせることが多い。朝日の自己不安を感じないでもないが、なかでも目に留まったのは「リベラルを問い直す」という表題で10月31日付「耕論」欄に載った政治学者の山口二郎氏と、教育社会学者の竹内洋氏、それにLGBTコンサルタントの増原裕子氏のリベラル論だった。ただ、それだけでは、単にバラバラな意見表明でしかないのだが、後日、また朝日が掲載した犬塚元氏の「リベラルとは何か」という論説(11月12日朝刊)を補助線とすると、現在における「リベラル」衰退の意味がハッキリと見えて来る気がした。 朝日新聞東京社 ©文藝春秋 たとえば、犬塚氏は1990年代に、「保守対革新」に代わって「保守対リベラル」が言われだしたことを指摘し、その前提として19世

    最近、朝日新聞が「自分自身=リベラル」を問い返している | 文春オンライン
  • 富岡八幡宮殺傷 第一通報者が聞いていた「異様すぎる言葉」 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

    東京都江東区の富岡八幡宮で、宮司の富岡長子さんが殺害され、運転手も刺されて重傷を負った事件。富岡さんの弟の富岡茂永容疑者との間にあった宮司の地位をめぐるトラブルにばかり注目が集まっているが、事件現場では、“もう一人の女”の異様さが際立っていたという。第一通報者に接触したノンフィクションライター・柳川悠二氏がリポートする。 * * * イベントの運営を手がけるAさん(41、自営業)は、12月7日の午後8時過ぎ、富岡八幡宮からほど近い自宅に帰ろうとしていた。地下鉄・門前仲町駅から大通りを歩いていると、一の道を挟んだ富岡八幡宮の方向から人が争う声が聞こえてきた。最初は、カップルか夫婦の痴話喧嘩かな、と思った。しかし、叫ぶような声も耳に入ってきて、複数人による言い争いのようにも聞こえた。 その声色が尋常ではない。気になって富岡八幡宮の方向に歩いて行くと、境内脇の通りをスーツ姿の男性が歩いて行くの

    富岡八幡宮殺傷 第一通報者が聞いていた「異様すぎる言葉」 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース
  • 宮司退いた弟が日本刀を手にするまで 富岡八幡宮事件:朝日新聞デジタル

    東京都江東区の富岡八幡宮の宮司、富岡長子(ながこ)さん(58)が弟で元宮司の富岡茂永容疑者(56)=死亡=に殺害されたとされる事件を受け、富岡八幡宮の佐藤歳二顧問弁護士が9日、八幡宮内で会見を開き、宮司職をめぐるこれまでの経緯などを明らかにした。 佐藤弁護士は、富岡八幡宮が神社庁から離脱する際の代理人として携わり、過去の宮司任命に関する経緯を、長子さんから聞き取っていたという。 佐藤弁護士によると、1994年10月、長子さんと茂永容疑者の父親で当時の宮司、興永(おきなが)氏が体調を崩して入院。同11月から長男の茂永容疑者が宮司代務者になり、翌年3月に宮司に任命されたという。 だが、99年から茂永容疑者の女性問題や金の使い方が富岡家の中で問題になり、2001年5月、茂永容疑者に代わり、興永氏が宮司に復帰した。茂永容疑者には宮司の退職金が支払われ、その後も富岡家が経済的な支援を行っていたとい

    宮司退いた弟が日本刀を手にするまで 富岡八幡宮事件:朝日新聞デジタル
  • 金正恩を倒すための「斬首部隊」に自爆ドローンを装備

    斬首部隊は韓国軍・特殊戦司令部の兵士約1000人で構成(写真は特殊戦司令部の兵士によるデモンストレーション) Kim hong Ji-REUTERS <北朝鮮情勢の悪化を受け、韓国軍は今月遂に金正恩ら北朝鮮指導部を殺害する「斬首部隊」を創設したが、装備はまだまだこれからだ> 今月1日に韓国軍が創設した、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら指導部を殺害する「斬首部隊」に、攻撃用ドローンやグレネードマシンガンなどの購入予算31万ドルが配分された。 韓国国防部が12月6日に発表した2018年の予算では、国防部全体の予算として400億ドル近くが配分され、斬首部隊の予算はその中では僅かだが、今後増額される見通し。 国防部職員は韓国英字紙コリア・ヘラルドの取材に対して、「特殊部隊が購入する装備は、自爆攻撃ドローンや偵察用ドローン、それにグレネードマシンガンなどだ」と匿名で語っている。

    金正恩を倒すための「斬首部隊」に自爆ドローンを装備
  • 安倍昭恵夫人が無神経発言を連発する裏で…森友・籠池夫妻の“口封じ”勾留が長期化! 周防正行監督も批判 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

    特別国会が日9日、閉会した。「説明不足」という世論の声もあり、安倍首相はしぶしぶ会期延長したが、それでも、あの人はやはり国会には出てこなかった。森友問題のキーマンである昭恵夫人だ。 そして、その肝心の昭恵夫人の、無神経極まりない行動が話題を呼んでいる。7日、ベルギー大使館でおこなわれた勲章授与式で、昭恵夫人が涙ながらにこんなスピーチをしたのだ。 「今年はほんとうに私にとっていろいろなことがあったので、つらい1年でした。最後にベルギーからこのような立派な勲章をいただけて、がんばってきてよかったなと、そんな気持ちでおります」 今年はつらい年だった、がんばってきてよかった──。よくもまあぬけぬけと言ったものだと呆れるほかないが、昭恵夫人といえば11月23日にも「第1回世界こどもサミット2017」に出席した際に「今年は学校のことで、いろいろございました」と述べ、会場の笑いを誘ったと報道された。も

    安倍昭恵夫人が無神経発言を連発する裏で…森友・籠池夫妻の“口封じ”勾留が長期化! 周防正行監督も批判 - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
  • 米国、安保理で孤立 エルサレム「首都」に欧州も批判:朝日新聞デジタル

    米国のトランプ大統領が中東のエルサレムをイスラエルの「首都」と宣言したことを受け、国連安全保障理事会は8日(日時間9日未明)、緊急会合を開いた。普段は米国に歩調を合わせることの多い英仏など欧州の理事国も「一方的だ」などと批判に回り、米国の孤立ぶりが浮き彫りになった。 英国のライクロフト国連大使は、エルサレムの帰属は「イスラエルとパレスチナの交渉で決めるべきだ」とし、「最終合意の前にエルサレムをイスラエルの首都と一方的に認める米国の決断に反対だ」と明言。これらの決定は中東和平の展望の「助けにならない」とも述べた。 フランスのデラットル国連大使は、エルサレムの帰属は和平交渉で決定することが「全ての和平努力の土台だった」と指摘。今回の決断が、それらとどう整合性がとれるのか説明するのは「(米国の)責務だ」と述べた。 スウェーデンのスコーグ国連…

    米国、安保理で孤立 エルサレム「首都」に欧州も批判:朝日新聞デジタル
  • 「このマンガがすごい! 2018」の結果に思うこと : マンガを読む

    今年も「このマンガがすごい! 2018」が刊行された。 誌が発売されると、「今年もそんな時期になったか」と、自分の中では風物詩として定着してきた感がある。 【公式発表!】『このマンガがすごい!2018』 オトコ編第1位は『約束のネバ―ランド』、オンナ編第1位は『マロニエ王国の七人の騎士』#このマンガがすごい https://t.co/9BUdln3KOV pic.twitter.com/bAOvjewXLD — 「このマンガがすごい!」編集部 (@konomanga_jp) 2017年12月8日 今年は岩ナオの2連覇(異なる作品での2年連続1位は史上初)という大きなトピックがあったが、とりあえず詳細なランキングに関しては誌を参照してほしい。 「このマンガがすごい!」はアンケート投票に基づくランキング企画なので、まずはランキングの決定方法について、レギュレーションをおさらいしておきたい

    「このマンガがすごい! 2018」の結果に思うこと : マンガを読む
  • 後漢の銅鏡、完全形で出土 福岡仲島遺跡、2世紀前半 - 産経WEST

    福岡市博多区の仲島遺跡で、2世紀前半(弥生時代後期)に中国・後漢で製作されたとみられる銅鏡が完全な形で見つかった。市によると、弥生後期の銅鏡が割れていない状態で発掘されるのは珍しく、福岡平野では初めてという。 銅鏡は直径11・3センチで「内行花文鏡(ないこうかもんきょう)」と呼ばれるタイプ。コウモリのような文様に、子孫繁栄を意味する「長宜子孫」の4文字が施されている。さびもなく、鏡面に物がかすかに映るほど状態が良かった。 中国歴史書「後漢書」には、107年に倭国(日)が奴隷を献上したとの記述があり、市は銅鏡と時期が重なることから「大陸との交流を考える上で貴重な資料だ」としている。 今年4月、弥生時代後期の土器と一緒に捨てられたような状態で出土した。 出土した銅鏡は12日から来年4月1日まで福岡市博物館(同市)で展示される。

    後漢の銅鏡、完全形で出土 福岡仲島遺跡、2世紀前半 - 産経WEST
  • 「キリストの墓」の年代判明 本当に古代ローマだった - 日本経済新聞

    イスラエル、エルサレム旧市街にある聖墳墓教会は、イエス・キリストの墓とされる場所に立つ教会だ。歴史的記録によると西暦326年、ローマ人が発見した墓を取り囲むように、教会が建てられたという。しかし、この教会はこれまで何度も攻撃され、火災や地震の被害を受けてきた。西暦1009年には完全に破壊され、その後再建された。そのため、ここが当に1700年前にローマ皇帝の代理人がキリストの墓と特定した場所な

    「キリストの墓」の年代判明 本当に古代ローマだった - 日本経済新聞
  • 日本のリベラルが支持されない理由

    高校までアメリカに住んでたから良くわかるんだけど、日リベラルが支持されないのはひとえに差別的な差別観を持ってるからだと思う アメリカでは、差別とあればそれには明確な抗議をするのが一種の倫理観みたいになってる 黙ってるのは罪、犯罪だってレベル そこにどんな差別であるかは関係ない 黒人やアジア人に対する差別だろうと白人に向けたものだろうと関係ない 黒人に対する差別をみれば何よりもまず白人が怒って抗議するし、白人に対する差別があれば黒人が怒る 宗教や民族、性的マイノリティ、容姿に対してもそう 自分とは無関係であろうと、どんな差別に対しても明確に声を上げるのが当然って価値観 だから多くの人に支持される だけど、何故か日の自称リベラルな人は自分ご気に入った差別しか差別だとは認めない節がある 関係ないものについては、1つの差別と戦うのも大変なのに他のことに構ってられないとかいうゲロみたいなことを

    日本のリベラルが支持されない理由