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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (165)

  • 台湾で政治映画がタブーな理由

    韓国と違い、中国への商業的配慮と不十分な「過去の清算と和解」が足かせに> 台湾韓国はどちらも30年前に独裁体制から民主主義に移行した「アジアの虎」だ。両者には共通点も多いが、決定的に異なる分野が1つある。制作する映画テレビ番組のジャンルだ。韓国では政治をテーマにした大作映画が定期的に公開されるが、台湾ではほとんどない。 韓国の17年の興行収入トップは『タクシー運転手~約束は海を越えて~』。光州事件の取材に来たドイツ人ジャーナリストを乗せたタクシー運転手の実話に基づく作品だ。全斗煥(チョン・ドゥファン)将軍の軍事独裁に抗議する市民数百人を韓国軍が殺害した光州事件は、80年5月18日に起きたので「5.18」とも呼ばれる。 『タクシー運転手』が台湾で公開されると、地元メディアは「韓国版2.28」と呼んだ。2.28とは、47年に中国国民党軍が同党の支配に反発する省人(戦前からの台湾住民)最

    台湾で政治映画がタブーな理由
  • 独立をめぐるカタルーニャ「内戦」の勝者と敗者 36歳女性弁護士が大躍進した語られない真実

    [バルセロナ発]スペイン北東部カタルーニャ自治州で独立派が事実上の住民投票と位置づけた州議会選(定数135)が21日行われ、投票率は史上空前の82%に達した。独立派は2議席減らしたものの、過半数の70議席を獲得。しかし得票率は47%にとどまり、有権者の過半数が決して独立を望んでいるわけではないことを改めて浮き彫りにした。 独立に向かうカタルーニャ ロンドンにあるシンクタンク、王立国際問題研究所(チャタムハウス)で事前に行われた討論会では独立に賛成でも反対でもない中間票が増え、独立派は過半数に届かないという予想が多かった。が、フタを開けてみると独立派は10月の住民投票の204万票に2万票近く上積みした。デスクワークしかしていない識者や学者の話は当に当てにならない。 これに対し独立反対派は189万票。州議会選や住民投票を何度繰り返しても同じ結果になる。筆者は投開票の当日、草の根独立派団体・カ

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  • 金正恩を倒すための「斬首部隊」に自爆ドローンを装備

    斬首部隊は韓国軍・特殊戦司令部の兵士約1000人で構成(写真は特殊戦司令部の兵士によるデモンストレーション) Kim hong Ji-REUTERS <北朝鮮情勢の悪化を受け、韓国軍は今月遂に金正恩ら北朝鮮指導部を殺害する「斬首部隊」を創設したが、装備はまだまだこれからだ> 今月1日に韓国軍が創設した、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら指導部を殺害する「斬首部隊」に、攻撃用ドローンやグレネードマシンガンなどの購入予算31万ドルが配分された。 韓国国防部が12月6日に発表した2018年の予算では、国防部全体の予算として400億ドル近くが配分され、斬首部隊の予算はその中では僅かだが、今後増額される見通し。 国防部職員は韓国英字紙コリア・ヘラルドの取材に対して、「特殊部隊が購入する装備は、自爆攻撃ドローンや偵察用ドローン、それにグレネードマシンガンなどだ」と匿名で語っている。

    金正恩を倒すための「斬首部隊」に自爆ドローンを装備
  • 「軍事衝突は近い。国防総省は在韓米軍の家族を退避させるべき」米上院軍事委員

    12月3日、米上院軍事委員会のメンバーである共和党のリンゼー・グラム上院議員(写真)は米国防総省に対し、配偶者や子供など在韓米軍の扶養家族を退避させるよう求めた。11月撮影(2017年 ロイター/Aaron P. Bernstein) 米上院軍事委員会のメンバーである共和党のリンゼー・グラム上院議員は3日、米国防総省に対し、配偶者や子供など在韓米軍の扶養家族を退避させるよう求めた。CBSの報道番組「フェイス・ザ・ネイション」で述べた。 韓国には2万8500人の米兵が駐留している。 グラム氏はまた、北朝鮮は米国に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)への核兵器搭載に向け取り組んでおり、「軍事衝突は近付いている。残された時間は少ない」と述べた。 国防総省は米太平洋軍に対し意見を求めたが、現時点でコメントはない。 ホワイトハウスのマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)はテレビ番組「フォッ

    「軍事衝突は近い。国防総省は在韓米軍の家族を退避させるべき」米上院軍事委員
  • カズオ・イシグロの「信頼できない語り手」とは | 渡辺由佳里 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    <社会的、政治的な選択ではなく正統派の作家イシグロがノーベル文学賞を受賞したことには、大きな意味がある> 10月5日、長崎生まれのイギリス人作家カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞した。人にとっても意外だったらしく、英ガーディアン紙によると、最初は今はやりの「偽ニュース」ではないかと疑ったくらいだという。 イシグロは、1982年に27歳で作家デビューしてから62歳の現在まで長編小説は7作しか刊行していない。専業の小説家としては寡作なほうだ。 しかし、『遠い山なみの光』(A Pale View of Hills)と『忘れられた巨人』(The Buried Giant)以外の長編小説はすべて著名な文学賞の最終候補になっており、1989年刊の『日の名残り』(The Remains of the Day)は世界的に権威があるブッカー賞を受賞した。 イギリス貴族の主人への忠誠心と義務を優先して

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