「ひと駅前で降りて歩く」「1日1万歩を続けている」「テレビを見ながら軽い筋トレをする」…これをもって「運動習慣がある」と思っている人は意外と多い。しかし、フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんは「強度の低い運動、筋肉がつかないような運動は、いくら続けても十分な成果が得られません」と断言する。では、健康診断で引っかかった数値を改善したり、カロリーを消費して減量したり、病気を予防するといった目的を達成するためには、どのような運動をすればいいのだろうか? 運動が健康にいいことは誰もが知っている。肥満を解消して生活習慣病を予防したり、寝たきりを避けるために足腰を鍛えたりするためにも、日常的に運動したほうがいいとほとんどの人が思っているはずだ。 しかし、だからと言って、誰もが効果的な運動をできているわけではない。「仕事が忙しくて時間がない」「まず何をやればいいのか分からない」などと、運動を始め