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ブックマーク / www.nishinippon.co.jp (40)

  • 油の付いた布が自然発火【暮らしのヒント】 | 西日本新聞me

    【事例】「新築した自宅の入居前にワックスをかけた。作業が終わった後、使った道具、雑巾などを段ボール箱に入れて玄関に置き帰宅した。翌日残りの作業に出向いたところ、段ボール箱が燃え、部屋中すすだらけになっていた」 火災は、失火や放火だけでなく「自然発火」が原因となることをご存じですか。 ワックスの販売事業者の注意書きには、「ワックスが付着した塗装用具(ブラシ、ローラー、布など)は自然発火の危険性があるため放置せず、不燃容器に入れふたをして保管してください」「廃棄する場合は塗装用具を水に浸してから可燃ごみとして早めに廃棄してください」「使用した布や器具は、乾かないうちに水洗いしてください」などの記載があります。ワックスの油分を含んだ布などは空気に触れることで酸化して発熱し、自然発火することがあります。 アロマオイル、用油などが付いた衣類を洗濯し、乾燥機を使用した後に放置していたところ、発火した

    油の付いた布が自然発火【暮らしのヒント】 | 西日本新聞me
  • 「袋被せられ殴られた」中国当局の拷問や脅迫、香港民主活動家が証言 | 西日本新聞me

    香港の反政府抗議デモに参加していたチェン氏は19年8月、在香港英総領事館の職員として中国土の広東省深セン市へ出張した際に突然拘束された。 拘束理由は、身に覚えのない買春容疑だったが、英政府のデモへの関与やデモでの暴力行為、中国土からのデモ参加者への金銭的支援、英総領事館の内部事情について連日、早朝から深夜まで尋問を受けた。 尋問室では手錠をかけられ、目隠しをされたり、頭から袋をかぶせられたりしたまま長時間立たされた。「呼吸もよくできず、眠ってしまいそうになると棒のようなもので殴られた。留置場に戻ると、体中にあざができていた」と語る。 家族や弁護士、英総領事館へ連絡を求めると「買春容疑で弁護士は呼べない。家族に知らせる義務もない。おまえは中国人で内政問題だから英総領事館への報告も不要だ」と一蹴された。 留置場は初日だけ雑居房で15人ほどと同室だった。まもなく釈放されるという人に家族の電話

    「袋被せられ殴られた」中国当局の拷問や脅迫、香港民主活動家が証言 | 西日本新聞me
  • 市街地で真っ昼間に男約20人が下半身露出 福岡県古賀市で集団公然わいせつか | 西日本新聞me

    契約社員:月給20万2,750円~ 【仕事内容】<施設名>: こすもすナーサリースクール <施設形態>:認可保育園 <募集職種>: 保育士 <業務内容>:保育園における保育業務および付帯する業務 ・クラス担任 ・連絡帳記入 ・英語保育(分園) ・登園、降園の対応 ・清掃等の付帯業務 等 法人内のいずれかの園に配属予定 <対象年齢> 0-5歳児 <応募条件> 短大卒以上 【給与】月給202750円~ <正社員> 短大卒 ...

    市街地で真っ昼間に男約20人が下半身露出 福岡県古賀市で集団公然わいせつか | 西日本新聞me
  • 麻生氏「原発で死亡事故はゼロ」 飯塚市の会合で発言

    自民党の麻生太郎副総裁は15日、福岡県飯塚市であった国政報告会で「原発で死亡事故が起きた例がどれくらいあるか調べてみたが、ゼロです」と述べた。関西電力美浜原発(福井県)で計11人が死傷した蒸気噴出事故などが起きており、発言の真意を問う声が上がりそうだ。 ▶麻生氏「増税含め国民は評価」 麻生氏は、国政課題の一つとしてエネルギー問題を挙げ、太陽光などの再生可能エネルギーは安定的な供給が難しいと指摘。その上で「(原子力は)最も安くて安全。原子力と原子爆弾の区別がついていない人もおられ、原発は危ないと言う人もいる」として、原発の活用を訴える中で「事故ゼロ」に言及した。 2004年8月の美浜の事故では、蒸気を浴びた点検準備中の作業員5人が死亡、6人が重軽傷を負った。東京電力福島第1原発事故では、収束作業に従事していた男性が肺がんを発症し死亡。その後、労災認定されている。 (坂井彰太、坂公司)

    麻生氏「原発で死亡事故はゼロ」 飯塚市の会合で発言
  • 【独自】日航機の隔壁「警告」した内部文書入手 元事故調査官・斉藤孝一氏「初めて見た」 | 西日本新聞me

    「こんな文書は見たことがない。日航から報告もなかったのでは」。1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故から12日で丸37年。「ミスター隔壁」とも呼ばれたベテランの元調査官、斉藤孝一氏(77)は、こう証言した。西日新聞が入手した内部文書を読んだ反応だ。 日付は、事故発生の約1年4カ月前。製造元の米ボーイング社から、日国内の駐在員を介し、日航空の技術者に渡った英文のテレックス。事故機を含む同型機について、事故原因となった後部圧力隔壁を含む胴体部分の疲労度に懸念を示した上で、運航する日航に対し、機体を詳しくチェックする補足的な検査の「前倒し」を求めていた。 ...

    【独自】日航機の隔壁「警告」した内部文書入手 元事故調査官・斉藤孝一氏「初めて見た」 | 西日本新聞me
  • すべては水平社から始まった 闘い100年、部落差別いまも | 西日本新聞me

    水平社の創立大会は1922年3月3日、京都市内で開かれた。その50年ほど前に明治政府が「解放令」で「穢え多た」や「非ひ人にん」などの身分制度を廃止して以降も、激しい差別意識が社会にまん延していた時期。大会で採択された宣言は、同情や哀れみをかけたり、差別の原因を被差別部落側に求めたりする従来の活動を批判し、団結を呼び掛けて社会に変革を求める内容だった。結びの言葉は「人の世に熱あれ、人間に光あれ」。日初の人権宣言とも位置付けられており、その取り組みは現在も続く部落解放運動に引き継がれている。 戦後の画期となったのは、65年に部落問題の解決を「国の責務」と指摘した政府の同和対策審議会の答申。これを受けて政府は69年から2002年にかけて「同和対策事業」を行い、被差別部落のハード面などを整備した。劣悪だった生活環境は大きく改善された。

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  • 選挙の神様、衆院選を語る「岸田政権は小渕型」「立民は新茶に」 | 西日本新聞me

    久米晃・元自民党事務局長インタビュー 【東京ウオッチ】  衆院選で自民、公明両党が堅調さを示す一方、立憲民主党は惨敗し、野党共闘に課題を残した。与野党とも重鎮、ベテランが苦戦し、世代交代も印象付けられた。背景には何があったのか。長らく自民党部で事務局長を務め、永田町で「選挙の神様」と呼ばれる選挙・政治アドバイザーの久米晃氏(67)に聞いた。 -自民党が単独で絶対安定多数の261議席を維持した。評価は。 「前回、自民党は284議席取ったけど、今回は259議席に減りました。261議席は追加公認を含んでいるから、実際は25議席減です。菅義偉政権で支持率ががた落ちしていたことから考えると、よく盛り返したと思います。野党が統一候補を立てた中で、最小限の減少にとどめたと言えるのではないでしょうか」 「4年前の衆院選での野党候補の得票を足し算すれば、自民党候補を上回る選挙区が64ありました。野党もこの

    選挙の神様、衆院選を語る「岸田政権は小渕型」「立民は新茶に」 | 西日本新聞me
  • 「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半 | 西日本新聞me

    同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。だが、麻生氏は声を荒らげた。「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」 首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。 もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。首相が「孤立」した瞬間だった。 一夜明けた3日午前11時半、自民党部8階。居並ぶ党幹部を前にした首相は静かに目を閉じた。事務方が用意した「党役員人事は6日に行う」という書類には目を落とさず、こう言葉を絞り出した。 「1年間、コロナ対策に全力を尽くしてきた。総裁選を戦うには相当のエネルギーを要する。総裁選は不出馬とし、コロナ対策を全うしたい」

    「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半 | 西日本新聞me
  • 「酌量の余地皆無」工藤会トップに死刑判決 ナンバー2は無期懲役|【西日本新聞me】

    市民や元警察官が襲撃された4事件で殺人や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)の罪に問われた特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)トップで総裁の野村悟被告(74)と、ナンバー2の会長田上不美夫被告(65)の判決公判が24日、福岡地裁であった。足立勉裁判長は、野村被告を4事件の首謀者と認定した上で「組織的に市民を襲撃した犯行の動機、経緯に酌むべき余地は皆無」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。田上被告は無期懲役(求刑無期懲役と罰金2千万円)とした。両被告は控訴する方針。 指定暴力団トップへの極刑判決は初とみられる。両被告の関与を示す直接的な証拠がない中、判決は、既に分かっている事柄から事実はこうだろうと認める「推認」を重ねた検察側の主張を広く認める形となり、今後の暴力団捜査への追い風となる可能性がある。 両被告が起訴されたのは(1)元漁協組合長射殺(1998年)(2)元福岡県警警部銃撃(2012年

    「酌量の余地皆無」工藤会トップに死刑判決 ナンバー2は無期懲役|【西日本新聞me】
  • 「恐怖支配」突き崩した88人の証言 執念の説得、原点に苦い記憶 | 西日本新聞me

    「なんだこの裁判は。全然公正やない。あんた生涯、このこと後悔するよ」 特定危険指定暴力団工藤会の総裁野村悟被告(74)は、死刑判決を言い渡した足立勉裁判長を真っすぐ見据え、はっきりとした口調で言い放った。会長の田上不美夫被告(65)も「ひどいな、あんた。足立さん」。裁判長が「退廷してください」と命じても野村被告は不満を口にし続けた。 野村被告は24日午前10時前、黒のスーツ姿で福岡地裁101号法廷に入った。補聴器を調整しながら「(音量を)上げとかないかんですね」とつぶやいた。 休憩を挟み約6時間にわたって判決が読み上げられる間、野村被告はしきりに傍聴席に目をやり、ハンカチで手を拭うなど落ち着かない様子。「巨額の利権獲得をもくろんだ」「執拗(しつよう)かつ強固な金銭欲」。裁判長の言葉に、何度も首をかしげた。 午後4時半すぎ、福岡拘置所(福岡市)に野村被告らを乗せたとみられる護送車が戻ると、待

    「恐怖支配」突き崩した88人の証言 執念の説得、原点に苦い記憶 | 西日本新聞me
  • 工藤会壊滅へ―本部長が組員に語り掛けた「異例の言葉」秘話 | 西日本新聞me

    2014年10月1日、午前10時。私は西日新聞の福岡県警担当キャップとして、北九州市の小倉北署8階の大会議室にいた。当時の県警部長、樋口真人氏(63)が、特定危険指定暴力団工藤会壊滅作戦の第2弾を発表する記者会見が始まっていた。看護師を刺傷した組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)容疑で、トップで総裁の野村悟容疑者、ナンバー2で会長の田上不美夫容疑者ら中枢幹部を逮捕したと報告した後、工藤会の構成員・準構成員に向けて、組織からの離脱を促すくだりに入った。樋口氏は、こう語り掛けた。当時の映像=テレビ西日提供=をご覧いただきたい。 「田中組を中心とする工藤会。このような組織にいつまでもすがり、一部の幹部に翻弄ほんろうされ、自分の人生、そして家族の人生を棒に振ることはありません。工藤会の構成員、準構成員も一人の人間として、今、大きな岐路に立っているはずです。雲間から一筋の光を見いだし、勇気を出

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  • うちの秘書が応募します 電話の発信元は「安倍晋三」 | 西日本新聞me

    公募前、1区の候補者は女性県議が有力視され、県政界に影響力を持つ衆院議員の谷川弥一氏や参院議員の金子原二郎氏の支援も「おおむね話がついていた」(党関係者)。 そうした県連の空気は「政治家秘書の経験を古里のために生かしたい」とする初村滝一郎氏の参入で一変した。西九州新幹線の全線フル規格化やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致など、国の後押しも必要な課題が多い長崎県にとって「(安倍晋三前首相の顔をつぶすと)先々のことを考えたらやっかい。上様(うえさま)やから」(県連幹部)。閣僚や安倍氏周辺から地元国会議員、業界団体への働き掛けもあったという。 県連は当初、11日の選考委員会を「候補者の選考方法を決める場」としていたが、選考委員から候補者を決めるべきだとの声が上がり、選考委員による投票が実施されることになったという。27人による投票で初村氏は19票を獲得した。「永田町や霞が関で多くの人脈を

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    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2021/07/13
    身内や仲間のために権力を使って頑張ってきた安倍って人の口から「公正に選考」とか、ちゃんちゃらおかしい
  • 東京五輪・パラ 理解得られぬなら中止を | 西日本新聞me

    東京五輪の開会予定日である7月23日まで2カ月を切った。新型コロナウイルスのまん延は収まらず、10都道府県が緊急事態宣言下にある。医療提供体制は逼迫(ひっぱく)し、経済の停滞で多くの人々の暮らしが困窮している。昨年3月に開催延期を決めた時より状況が悪化しているのは誰の目にも明らかだ。 それでも政府は予定通り「安心安全」に五輪を実施するという。ならば、どうやってそれを実現するのか、説明してほしい、と私たちは訴え続けてきた。だが、菅義偉首相をはじめとする政府の言葉はあまりに乏しい。 実際は、ワクチン頼みで、国民を納得させる手だてなどないのではないか、具体的な対策を示さず、引き返せなくなるまでなし崩しに推し進めていくつもりではないか。そんな疑念も拭えない。 これでは、各種の世論調査が示す通り、東京五輪・パラリンピックの開催に多くの賛同は広がるまい。国民の理解と協力が得られないのであれば、開催中止

    東京五輪・パラ 理解得られぬなら中止を | 西日本新聞me
  • 福岡県440人新規感染、過去最多 | 西日本新聞me

    アルバイト・パート:時給1,100円~1,375円 【仕事内容】転職活動でお仕事を探されている方に必見! 今の職場でこんな悩みはありませんか? 「満足いく給与がもらえない、」 「心身共に疲れてて続けられない、」 「プライベートがどうも充実しない、」 テンガイではあなたの希望に沿ったお仕事を、 厳選してご紹介します! お仕事の内容= ホールを巡回しながら、 お客様の楽しい時間をサポート! 店内設備のご案内 ...

    福岡県440人新規感染、過去最多 | 西日本新聞me
  • 署名偽造「許可得て代筆」 スタッフ正当化 書き写しの男性証言 | 西日本新聞me

    愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動中に多数のアルバイトが佐賀市内で署名を偽造していた問題で、参加していた福岡県内の男性2人が西日新聞の取材に応じ、愛知県民の名簿書き写しについて新たに証言した。「これ(書き写し)は知事を辞めさせるためのもので、良いことだ」などとスタッフが説明。口外しないように誓約書も書かされたという。 アルバイトを使った署名偽造問題は16日、中日新聞と西日新聞が報道。その後、2人が紙に連絡を寄せた。最初に証言した男性も含めた3人によると、場所は佐賀市の佐賀県青年会館で一致し、時給は900~950円。証言によると、作業は昨年10月中旬から下旬の少なくとも10日間ほど行われていた。運動に協力する広告関連会社(名古屋市)から、リコール関連のはがき配布を請け負った下請け会社(同)が書き写させた。 福岡都市圏に暮らす40代男性は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で

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  • 「原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く | 西日本新聞me

    2011年3月の東日大震災と東京電力福島第1原発事故から間もなく10年を迎える。立憲民主党の枝野幸男代表(56)は当時、菅直人政権の官房長官として危機対応に当たった。原発政策、行政のあり方…。未曽有の災害と政府の中枢で対峙(たいじ)した経験は現在、野党第1党の党首となった自身の考え方や政治姿勢にどう影響しているのか。枝野氏に単独インタビューした。(聞き手は川口安子) ◆「小さな政府」の誤り 《枝野氏は震災直後に官邸で危機対応を指揮するとともに、政府のスポークスマンとして1日に何度も記者会見し、国民に説明する役割を担った》 -当時を今、どう振り返りますか。 「被災者の皆さんも同じように答える気がするんですが、振り返る話じゃないんですよね。昔のことを振り返るみたいな意識はまったくない。11年3月11日から今まで現在進行形、という意識です」 -震災は、ご自身の考え方にどのような影響を及ぼしまし

    「原発をやめるのは簡単じゃない」枝野氏に聞く | 西日本新聞me
  • 幕引き?そうはいかない | 西日本新聞me

    永田健の時代ななめ読み 「空気を読まない」を信条とするベテラン記者が、今起きている政治、社会、国際問題を「ななめに」論評します。賛同とお叱りが相半ばする人気のコラム(日曜更新)

    幕引き?そうはいかない | 西日本新聞me
    doycuesalgoza
    doycuesalgoza 2021/01/04
    桜もとんでもないんだけど、人が亡くなった森友の件もなあ。なかったことにしてほしくない。
  • 国会の中村哲さん | 西日本新聞me

    「それぞれのお立場から忌憚(きたん)のないご意見をお述べいただき、審査の参考にいたしたいと存じます」。2001年10月13日の衆院テロ対策特別委員会は委員長のこんな発言で始まった ▼米国のアフガニスタン攻撃に関連し、自衛隊の後方支援の是非を論議する委員会だ。参考人として呼ばれた一人が「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんだった ▼中村さんは当地の実情を踏まえ「自衛隊派遣は現地の人々の日に対する信頼を崩しかねない。有害無益でございます」と自説を述べた。すると政府の方針を否定されて腹を立てたのか、自民党議員が「取り消しを」と中村さんに要求した ▼中村さんはやじを浴びながら淡々と説明を続けた。すると、この議員は「結構です」と中村さんの話を途中で打ち切った。自分たちで「忌憚のないご意見を」と呼んでおいて、気にわないとこの態度である ▼日学術会議の会員任命拒否問題で、19年前のこの出来事を思い

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  • 『陸軍』(下)「不敗神話」巡る口論 忍ばせたか軍国への疑問符 | 西日本新聞me

    日中戦争への暗雲垂れ込めてきた頃、日軍に協力する鉄工所の奉仕団の若者たちが参拝し、日の必勝を祈願する。号令を掛けるのが元陸軍軍人、高木友彦。演じるのは小津安二郎監督作品で知られる名優、笠智衆だ。 「陸軍」は国民の戦意高揚を狙った陸軍省後援の国策映画。福岡県を舞台に、幕末から満州事変、上海事変の頃まで、小倉、福岡両市に住んだ高木家3代の歩みを描く。それは、大日帝国憲法の下で富国強兵を推し進め、日清・日露戦争から日中戦争へ至る日の近代をたどる物語でもある。 友彦は日露戦争に陸軍大尉として従軍した。しかし、病気で戦場に出ることができず失意の帰国をする。高木家は先代まで小倉で質店を営んだが、融通が利かない友彦には向かない。のわか(田中絹代)と生まれたばかりの長男を連れて博多に移り、雑貨店を開く。 それから20年。軍人勅諭を家訓のように大事にする高木家だ。長男が念願の陸軍入隊を果たすと、友

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  • 家具の街・大川「危機を好機に」 倉重市長、ブランド力向上図る | 西日本新聞me

    ブランド力の向上図る 福岡県大川市長選で無投票再選を決めた現職の倉重良一市長(43)は、市の代名詞ともいえるインテリア産業の振興にさらに力を注ぐ考えだ。ただ、若者の定住政策や観光・物産の拠点構想などは緒に就いたばかり。2期目の公約に掲げた「全ての世代が安心して暮らせるまちづくり」の実現へ向けた施策が注目される。 「インテリアの街 大川市」。市役所前の看板が示すように、市は筑後川の水運、上流域の木材を生かし家具、インテリア産業で発展してきた。だが業界は、安価な海外製品などとの競争にさらされ、1990年代前半に1200億円を超えた年間の家具生産額が、現在は400億円を切る。現状を打破しようと、価格競争に走らず、職人の技術を生かした組子細工や意匠を凝らした商品といった特色を出そうと必死だ。 倉重市長はそんな伝統産業の再生を目指し、市と業界でつくるインテリア振興センターの理事長に自ら就任。人材育成

    家具の街・大川「危機を好機に」 倉重市長、ブランド力向上図る | 西日本新聞me