なぜ書評本を読むのか?よく評論家を「彼らは論じるだけで何もしていない」と批判する人がいるけれど、ぼくはそれには大反対だ。書評家は重要である。彼らがいなければ、本の正しい読み方を学ぶことはできない。そして本の正しい読み方を知らなければ、本そのものから学ぶことができない。本そのものから学ぶことができなければ、どんな世界であれ、その分野での目覚ましい成長を望めないだろう。本は、人が成長するためには欠かせない道具である。その道具の使い方をレクチャーしてくれる書評家は、だからとても重要な存在なのだ。 人生が捗る7冊の書評本ここに、7冊の書評本がある。どれも、ぼくの本の読み方を成長させてくれた本ばかりだ。これらの本を読むことによって、ぼくは本そのものの読み方を学んできたし、またそこで学んだ本の読み方を生かしながら、正しく本を読んできた。おかげで、さまざまな人間的成長をはかれた。それによって何が成長した