米国家安全保障局(NSA)が定期的に米国製のルータやサーバを輸出前に入手し、情報収集用のバックドアツールを密かに追加していたことの証拠となる文書が、5月13日に出版された告発本「NO PLACE TO HIDE」で紹介された。 本書は、元CIA職員のウイリアム・スノーデン氏がNSAから持ち出した大量の極秘文書と、スノーデン氏との会話に基いて、元英Guardianの記者、グレン・グリーンウォルド氏が執筆したものだ。 第3章「Collect It All」には画像付きで2010年6月のNSAの幹部による関連報告書が掲載されている。これによると、NSAは入手したネット機器をTailored Access Operations/Access Operations(TAO)チームに送り、TAOチームがツールを埋め込んで梱包しなおして配送ルートに戻していた。 グリーンウォルド氏は本書で、NSAが米Ci
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