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ブックマーク / jovi0608.hatenablog.com (12)

  • 求む!TLS1.3の再接続を完全に理解した方(Challenge CVE-2020-13777) - ぼちぼち日記

    1. GnuTLSの深刻な脆弱性(CVE-2020-13777) 先日、GnuTLSで深刻な脆弱性が見つかりました。 GNUTLS-SA-2020-06-03: CVE-2020-13777 It was found that GnuTLS 3.6.4 introduced a regression in the TLS protocol implementation. This caused the TLS server to not securely construct a session ticket encryption key considering the application supplied secret, allowing a MitM attacker to bypass authentication in TLS 1.3 and recover previous c

    求む!TLS1.3の再接続を完全に理解した方(Challenge CVE-2020-13777) - ぼちぼち日記
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    dpprkng 2020/06/13
  • Let's EncryptがはまったGolangの落とし穴 - ぼちぼち日記

    0. 短いまとめ 300万以上の証明書の失効を迫られたLet's Encryptのインシデントは「Golangでよくある間違い」と書かれているようなバグが原因でした。 1. はじめに、 Let's Encryptは、無料でサーバ証明書を自動化して発行するサービスを行う非営利団体として2014年に設立されました。 2015年にサービス開始されると証明書の発行数はぐんぐん伸び、先月末のプレスリリースでは累計10億枚のサーバ証明書を発行したことがアナウンスされました「Let's Encrypt Has Issued a Billion Certificates」。CTLogの調査から、2020年2月末の時点では有効な全証明書の38.4%がLet's Encryptの証明書であるとみられています「Certificate Validity Dates」。 無料の証明書を提供してもらえるのは非常に嬉し

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    dpprkng 2020/03/09
  • Node.jsにおけるプロトタイプ汚染攻撃とは何か - ぼちぼち日記

    1. はじめに 最近わけあってNodeのセキュリティ調査をしているのですが、今年の5月に開催された North Sec 2018 でセキュリティ研究者の Olivier Arteau 氏による 「Prototype pollution attacks in NodeJS applications」という面白い発表を見つけました。 この発表の論文や発表資料、デモ動画などもgithubで公開されていますし、ちょうどタイミングよくセッション動画も最近公開されました。 github.com Olivier Arteau -- Prototype pollution attacks in NodeJS applications この発表で解説されているのは、悪意のある攻撃者が、JavaScript言語固有のプロトタイプチェーンの挙動を利用して、Webサーバを攻撃する方法です。 発表者は、npmからダ

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    dpprkng 2018/10/19
  • 「SSL/TLS暗号設定ガイドライン 第2.0版」を読んで - ぼちぼち日記

    1. はじめに 昨日「SSL/TLS暗号設定ガイドライン 第2.0版」が公開されました。 前回から約3年経って今回はCRYPTREC暗号技術活用委員会で検討作業が行われたようです。 普段、TLS/HTTPSの記事を書いたり発表したりしている立場上、これを見逃すわけにはいけません。 文冒頭では、 「ガイドラインは、2018 年 3 月時点における、SSL/TLS 通信での安全性と可用性(相互接続性)のバランスを踏まえた SSL/TLS サーバの設定方法を示すものである。」 ということなので、できたてほっかほっかの最新ガイドラインを読ませていただきました。 読み進めてみるとChangelogが細かく書いてなく、以前のバージョンとどこがどう変わったのかよくわかりません。TLS1.3とかは絶対に新しく入った内容なんですが、細かいところはどうだろう… それでも全部(SSL-VPNを除く)をざっと

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    dpprkng 2018/05/10
  • RPCに特化したGoogleのセキュリティ通信ALTSとは何か - ぼちぼち日記

    はじめに 昨年、Googleから Google Cloud Platform に関するWhitePaperがいくつか公開されました。その中でGoogleのサービス内部で使われている新しいALTSというプロトコルを説明した文書「Application Layer Transport Security」は、読んでみると非常に面白く、セキュアなサービス間通信には当に何が必要なのか、といったことを改めて深く考えさせられるものでした。物理的なマシンからサービス運用まで、ALTSがカバーする範囲は幅広い領域に渡り、あの巨大なGoogleのサービスをよくここまでまとめ上げたものだとホント感心させられます。 以前から、Googleはデータセンタ内のサービス通信までも暗号化を進めていると言われていました。それは、2013年にエドワード・スノーデンが暴露した資料が、Googleのデータセンタ内部の通信データ

    RPCに特化したGoogleのセキュリティ通信ALTSとは何か - ぼちぼち日記
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    dpprkng 2018/01/16
  • ハッシュ衝突でTLSを破るSLOTH攻撃(CVE-2015-7575)とは何か - ぼちぼち日記

    0. 簡単なSLOTH攻撃のまとめ 最初に簡単なまとめを書いておきます。長文になりそうなので、読むのが大変な方はここだけ見ておいてください。 MD5ハッシュは既に安全ではなく、証明書の署名方式での利用は停止されていたが、後方互換のためハンドシェイクデータの署名方式にRSA-MD5が今でも利用できるTLS実装が幾つか存在していた(Firefox NSS, Java等)。 先週、INRIAグループからハッシュ衝突を利用して実際にTLSを破る攻撃(SLOTH)が公開された。それを受け、いくつかの実装でRSA-MD5を完全に利用不能にする修正が行われた(CVE-2015-7575)。 SLOTHでは、SHA1やTLS、IKE、SSHに対する攻撃についても評価を行い、幾つかは全く現実的に不可能なレベルではないことが示された。MD5とSHA-1でTLSハンドシェイクの完全性を担保しているTLS1.0/

    ハッシュ衝突でTLSを破るSLOTH攻撃(CVE-2015-7575)とは何か - ぼちぼち日記
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    dpprkng 2016/01/13
  • OpenSSLの脆弱性(CVE-2015-1793)によるAltチェーン証明書偽造の仕組み - ぼちぼち日記

    TL;DR やっぱり書いていたら長文になってしまいました。あまりちゃんと推敲する気力がないので、変な文章になっているかもしれません。ご了承いただける方のみお読みください。 1. はじめに 昨晩未明にOpenSSL-1.0.2d, 1.0.1pがリリースされました。事前に予告されていた通り深刻度高の脆弱性CVE-2015-1793が修正されています。Advisoryを見ると、この脆弱性がiojs/Nodeに影響があるということが判明したので直ちにiojs/Nodeのアップデートを行い、今朝未明に無事脆弱性対応版をリリースしました。 今回が初めてではありませんが、深夜に日欧米のエンジニアgithub上で互いに連携しながら速やかにセキュリティ対策のリリース作業を行うことは何回やってもなかなかしびれる経験です。時差もありなかなか体力的には辛いものがありますが、世界の超一流のエンジニアと共同でリア

    OpenSSLの脆弱性(CVE-2015-1793)によるAltチェーン証明書偽造の仕組み - ぼちぼち日記
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    dpprkng 2015/07/10
  • 華麗なる因数分解:FREAK攻撃の仕組み - ぼちぼち日記

    1. はじめに ちょうど今朝 OpenSSLをはじめとした様々なTLS実装の脆弱性の詳細が公表されました。 この InriaとMSRのグループは以前からTLSのセキュリティに関して非常にアクティブに調査・検証をしているグループで、今回も驚きの内容でした。 このグループは、TLSのハンドシェイク時の状態遷移を厳密にチェックするツールを開発し、様々なTLS実装の脆弱性を発見・報告を行っていたようです。 特にFREAKと呼ばれるOpenSSLの脆弱性(CVE-2015-0204)に関しては、ちょうど修正直後の1月初めに Only allow ephemeral RSA keys in export ciphersuites で見ていましたが、具体的にどのように攻撃するのかさっぱりイメージできず、あのグループだからまた超絶変態な手法だろうが、まぁそれほど深刻じゃないだろうと見込んでいました。 今回

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    dpprkng 2015/03/04
  • Node-v0.10.34がはまったクロスルート証明書とOpenSSLの落とし穴 - ぼちぼち日記

    既に12月22日ですが、このエントリーは、Node.js Advent Calendar 2014の13日目のエントリーです。 いや私が書くの遅れたわけじゃないですけど…(言い訳)、ちょうどタイムリーなネタがあるので、先日リリースされたNode-v0.10.34で発生した(現在も継続している)問題について携わった経緯を自分の目線で書いてみます。 追記:日時間の12/24にNode-v0.10.35がリリースされました。 http://blog.nodejs.org/2014/12/23/node-v0-10-35-stable/ 記事の不具合も修正されています。 1. Node-v0.10.34リリース直後にissue発生 先週12/17にNode v0.10.34 (Stable)がリリースされました。10月中旬にPOODLE騒ぎでOpenSSLに対応した Node-v0.10.33

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    dpprkng 2014/12/23
  • TLSとSPDYの間でGoogle Chromeがハマった脆弱性(CVE-2014-3166の解説) - ぼちぼち日記

    1. はじめに、 Googleがハマったシリーズ第3弾。今度は Chrome の脆弱性がテーマです。 先日(8月12日頃)突然Google ChromeでSPDYの機能が一旦停止されました。CloudFareの人が気づいてspdy-devへのMLの問い合わせし、すぐGoogleのaglさんからの返事で計画的で一時的なものであることがわかりました。 twitterやfacebookもSPDYが全て使えなくなり非常に驚いたのですが、直後に Chrome の Stable/Beta/Dev チャンネルがアップデートされ、ほどなくして問題なくSPDYが使えるようになりました。 この理由は公式には明らかにされていませんが、Chromeのリリースアナウンスにヒントがありました。そこには、 High CVE-2014-3166: Information disclosure in SPDY. Credi

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    dpprkng 2014/08/22
  • OpenSSLの脆弱性(CVE-2014-3511)でTLSプロトコルの基礎を学ぶ - ぼちぼち日記

    1. はじめに、 昨日 OpenSSLのバージョンアップがアナウンスされ、9つの脆弱性が公開されました。バージョンアップの数日前にOpenSSLの次期リリース予告がアナウンスされていましたが、ちょうど BlackHat 開催初日にあたることもあり、なんかまた重大な脆弱性の修正が入るんじゃないかとドキドキしていました。蓋を開けてみるとHeatBleed程の大事ではなくホットひと安心です。 昨日公開されたOpenSSLの9つの脆弱性のうち、TLS プロトコルダウングレード攻撃 (CVE-2014-3511)の修正を見ていたところ、これはTLSプロトコルを学ぶいい題材になるなぁとふと思いつき、試しにこのOpensslの脆弱性の詳細をTLSプロトコルの基礎に合わせて書いてみました。 ちょっと長いですが、TLSプロトコルの仕組み(の一部)を知りたい方はお読みください。 2. OpenSSLの脆弱性

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    dpprkng 2014/08/09
  • 隠れていたNode.jsの4バイトメモリリーク、Walmart問題の解決 - ぼちぼち日記

    この記事は、 Node.js Advent Calendar 2013 - Adventar の12日目です。 1. ありがとう Ben Nodeの情報に普段アンテナを張っている人は既にご存じでしょうが、Nodeコア開発の中心的エンジニア Ben Noordhuis がNodeのコアチームから離れました。Node.jsの公式ブログに「Ben Noordhuis's Departure」としてアナウンスされています。 なぜ彼がNodeの開発を止めなければならなかったのかその経緯をここで述べることは控えますが、彼のこれまでの貢献なしでは今のNodeは存在し得なかった、と言えるほど彼は重要な存在でした。Benは、Nodeやlibuvのコードの開発だけでなく、github の issue の回答やPRのレビュー、 MLの質問の返答などNodeコミュニティにも精力的に対応し、去年来日した isaac

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    dpprkng 2013/12/12
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