宇佐市上田の市民図書館が、医学書と闘病記を並べたコーナーを設けた。県内の公立図書館では初の試み。 病名や症状が詳述してある医学書と、日常生活をどう過ごしたかや介護の実態が細かく書かれた闘病記をセットで手に取ることで、学問と生活を有機的に結びつけてもらう。 医学書500冊のほか、乳がんで亡くなった豊後高田市の元養護教諭、山田泉さんらの闘病記など約500冊を病名別に分類している。 企画した司書の石井芳枝さんは「体調不良の時に何科に行き、どう病と向き合って生きるかを考える一助になれば」と話す。【大漉実知朗】