タグ

ブックマーク / xtech.nikkei.com (16)

  • 若い時にプログラムを書こう、必ず人生の豊かさにつながる

    システムインテグレータ最大手NTTデータを率いる山下社長は若い頃、汎用コンピュータ用のデータベース開発に取り組み、プログラムを自ら作っていた。その経験から山下氏は「人生のどこかで手を動かしてプログラムを作る仕事を経験した方が絶対に面白い。20代あるいは30代の前半くらいまでに真水の仕事をどれだけやったか、それがその後の人生の豊かさにつながる」と同社幹部としては異例の発言をする。(聞き手は谷島 宣之=日経コンピュータ編集長、写真は小久保松直) 2009年度、100億円近い投資を計画していると聞く。狙いは何か。 100億円のうち、40億円くらいかけようと考えているのが、「倍速開発」という案件です。これが一番大きい投資になります。我が社としてぜひともやらないといけないのは、お客様のお気の召すまま、ご希望のオーダーメード・システムを、パッケージ・ソフトを使った場合と同じスピードで作って差し上げる、

    若い時にプログラムを書こう、必ず人生の豊かさにつながる
  • SIビジネスの“非情の論理”から脱却すべき時

    「つい最近までSEが足りないと言っていたのが、夢だったのかと思う」。ある大手ITサービス会社の幹部がそう述べたという。ITサービス業界でも2009年3月期の決算が出そろったが、軒並み減収減益。同じITベンダーでもメーカーとは異なり、さすがに“草系”だけのことはある。少なくとも大手では大幅な赤字転落は見られない。ただ、その裏で例のメカニズムが働いているのが容易に想像できる。 例のメカニズムというのは、これまでも何度か書いた“内製化”というやつだ。SIerなどのITサービス会社は、好況期にはビジネスにレバレッジを効かせる。外部、つまり下請け企業を利用することで、自社のリソース以上の仕事を獲得し売上拡大を図る。例えば仕事量の半分を外部に出せば、倍の仕事を受注でき売上は倍増する。レバレッジは2倍。誰にでも分かる計算だ。 ユーザー企業のIT投資は好況期に集中する。だから仕事はいくらでもある。自社の

    SIビジネスの“非情の論理”から脱却すべき時
  • 「機能融合」を志向する知識創造社会のオフィス

    これからのオフィスは、例えば住居機能を兼ねるなど、より多機能(目的)になると考えている。この現象を「機能融合」と呼ぶ。機能融合に適した設計手法として私が注目しているのが、建築家のバーナード・チュミが提唱した「クロスプログラミング」だ。

    「機能融合」を志向する知識創造社会のオフィス
    dragon_dad
    dragon_dad 2009/01/25
    渡邊朗子の「オフィス設計の新潮流」
  • 人が本当に学ぶとき

    日曜日の昼間に家で事をしていると、人気鑑定番組の再放送が流れてきた。今回の依頼者は、退職後に趣味で始めた陶芸にはまり、ついには自宅に立派な工房を構え日々制作にいそしんでいるのだという。完成した作品数は数千点にのぼるとのことで、流れた映像をみると、なるほど作品が収められているとおぼしき立派な桐箱が山のように積みあがっている。ライバルは近世陶芸界の巨人、北大路魯山人だという。 依頼者は、選び抜いた最高の自信作を持参されていた。司会者は当然のように、鑑定士の中島誠之助に論評を求める。彼は一瞬困ったような顔をしたように見えたが、そこはさすがにプロで「味わいはともかく、技量は大したものだ」と無難に切り抜けた。私も映像でその作品をみたが、確かに微妙なものであった。 ご人はすごく純朴そうな方だし、個人が趣味でやっていることだからとやかく言う筋合いのものではない。ただ、現象として「なんだかよくあるパタ

    人が本当に学ぶとき
  • やっぱり日本は沈没するのか

    2008年は地球温暖化で年が明けた。新聞、テレビなど多くのメディアが特集を組み、ブームの様相さえ示し始めた。欧米に比べ遅きに失した感はあるが、何事にも良いことを始めるのに遅すぎることはない。このブームが当の温暖化対策に繋がればこんなに良いことはないのだが。 もう一つ、温暖化と共にメディアを賑わせたのが「日沈没論」であったように思われる。「いまや日は国中が閉塞感に覆われている」、「世界はダイナミックに成長や変化を続けるのに日はどっぷりと停滞しきっている」、「このままでは、ゆでカエル同様日は沈没しかねない」といった諦観にも似た深い憂慮感が漂い始めたようである。では、当に日は勢いを失い、やがて沈没していくのか。最近の新聞紙からで拾った「数字」を挙げながら総括してみたい。 1.名目GDP 06年の一人当たりのGDPはなんと18位。93年には世界一だったのが嘘のようである。ここ30年間

    やっぱり日本は沈没するのか
  • 「マルチベンダーは死語、単一が正義」の時代、コンテナ型データセンターが面白い

    最近、コンテナ型のデータセンターがとても気になる。コンテナの中にサーバーなどを高密度で押し込んだ例の小型設備である。米国のITベンダーがこぞって商品化を急いでいるが、あれを遠隔地に分散配置したらどうなるか、などと妄想してみる。データセンター事業が“不動産業”から脱却でき、クラウド・コンピューティング、NGN、BCP、グリーンITなどの潮流にも乗る。うーん、結構筋がよいかもしれない。 日ITベンダーにとって、データセンター事業は極めて悩ましいビジネスである。巨大なデータセンターを作るのは膨大な投資が必要で、それに伴って大きなリスクもとらなければならない。実際ネットバブルの際、調子に乗って大規模な投資を行い、バブルがはじけてセンターは閑古鳥なんていう悲劇があちらこちらであった。だから今でも、ITベンダーは顧客の引き合いが強いとはいえ、おっかなびっくりでデータセンターへの投資を行っている。

    「マルチベンダーは死語、単一が正義」の時代、コンテナ型データセンターが面白い
    dragon_dad
    dragon_dad 2008/08/24
    標準化したサーバを分散させ、リスクを回避する。グーグルも大量のサーバを保有するが、全部同じ種類。これこそがIDCの目指すべき姿だ?
  • 【後編】評価制度が変わり鬼軍曹がいなくなった,短期に高質な経験を積ませよう

    【後編】評価制度が変わり鬼軍曹がいなくなった,短期に高質な経験を積ませよう 一橋大学 名誉教授 JAIMS (日米経営科学研究所) 所長 野中 郁次郎氏 >>前編 モノの関係性は、経験を通じてでしかとらえられないのでしょうか。 関係性は常に動いているので、コトを分析的にはとらえられません。モノはすぐ分析できるんですよ。関係性をとらえるには、経験を通じて洞察すること、直感することがすごく重要です。 例えば、エコ製品は、市場分析の結果をよりどころにするだけでは、なかなか見えない。地域とか社会とどういう関係にあるのか、具体的な人とモノの関係性を洞察しなければならない。 同時に、世のため人のため、何が良いかについての見方を、自分たちで持っていなければなりません。そうした共通の善を追求しながら、顧客のニーズとかウォンツを顧客と共体験しながら感じとる必要があります。顧客と一緒に関係性を追求してイノベー

    【後編】評価制度が変わり鬼軍曹がいなくなった,短期に高質な経験を積ませよう
  • 新潟のスーパー原信ナルス、ITと物流改革で経常利益率4.5%を計画

    新潟県で品スーパーを57店舗展開する原信ナルスホールディングスは2008年度までに基幹システムと物流センターを刷新して、ローコスト経営に磨きをかける。そして2010年度には、売上高経常利益率を今期予定の3.2%から4.5%まで引き上げる。達成できれば、スーパー業界では高い経常利益率になる。 原信ナルスは今年4月に、新潟県内の品スーパー同士である原信とナルスが経営統合して誕生した。早期に統合効果を出すため、同社は今期から段階的に基幹システムを刷新。まずは、この11月に新しい発注システムを稼働させる。今後は新しいEDI(電子データ交換)システムや電子商談システムなどを順次稼働させていく計画だ。 さらに2008年には、上越エリアに新しい物流センターを開設する。既存の原信とナルスの両センターも含めて、担当する配送エリアを再編成し、物流効率を高める。 新センターは現在稼働している原信の「長岡セン

    新潟のスーパー原信ナルス、ITと物流改革で経常利益率4.5%を計画
  • 「利用したいSier」首位FJB,2位XEROX,3位は電サ/フィールディング/富士ソフト/Fsasの接戦

    「利用したいSier」首位FJB,2位XEROX,3位は電サ/フィールディング/富士ソフト/Fsasの接戦 2007年1月調査:主要インテグレーターに対する利用意向 日経マーケット・アクセスの月次調査「日経マーケット・アクセスINDEX(日経MA-INDEX):企業情報システム」の2007年1月版では,情報通信製品/サービス・ベンダーとシステム・インテグレーター(SIer)の主要企業について,その企業を「今後利用したい」(利用意欲)と感じているかを聞いた。 2006年10月調査の集計では,対象SIerのビジネス領域と自分の職務領域に「接点がある」としているかどうかを問わずに集計したところ,利用意欲を喚起している大手SIerの実質的なトップ3は富士通ビジネスシステム(FJB,32.4%),NECフィールディング(30.9%),富士通サポート&サービス(Fsas,28.9%)だった(脚注参照)

    「利用したいSier」首位FJB,2位XEROX,3位は電サ/フィールディング/富士ソフト/Fsasの接戦
  • NTTデータをしのぐ“オールラウンダー”と評されたNECソフト

    日経マーケット・アクセスの月次調査「日経マーケット・アクセスINDEX(日経MA-INDEX):企業情報システム」の2006年10月版では,主要システム・インテグレーター(SIer)の企業について,ITビジネス(サービス)分野のどんな領域を手がけていると思われているのか(認知度)と,その企業を「今後利用したい」(利用意欲)と感じているかを聞いた。 利用意欲では,513件の全回答者を100%として集計すると,最大手のNTTデータがトップ(7.2%)で,富士通サポート&サービス(FSAS)と富士通ビジネスシステム(FJB)が同率2位(6.8%)だ。 ただし,どのSIerについても,7割~8割の回答者が「今後利用したい」「強い存在感がある」「会社に勢いがある」のいずれも支持せず,空欄(無回答)にしている。当該SIerを“視野に入れていない”と解釈できるこれらの“無回答”者を除外すると,利用意欲を

    NTTデータをしのぐ“オールラウンダー”と評されたNECソフト
  • 「もう大規模案件に頼らない」、NTTデータが事業構造を大転換

    NTTデータは5月10日、2004年度(2005年3月期)から2006年度(2007年3月期)までの中期計画を発表した。「100億円以上の大型案件や公共や金融に偏っていた事業構造を大幅に転換し、2006年度の決算では連結売上高1兆円を目指す」。発表の席で、浜口友一社長はこう宣言した。 「当社は大規模システム事業に頼りすぎている。しかし、今後は大規模システムの需要が低くなるとみている。また、当社の売り上げ比率を見ると、公共が41%、金融が29%で合わせて7割を占める。しかし、IT市場では公共、金融以外の一般企業のシステム需要が大部分を占めており、実勢と合っていない」(浜口社長)。そこで、NTTデータは中期計画で、5億~100億円の案件や一般企業向けの案件を増やす。「今こそ抜的な対策に打って出る時期だと判断した」と、浜口社長は強調する。 中期計画は、売り上げを伸ばすための「成長施策」と「企業

    「もう大規模案件に頼らない」、NTTデータが事業構造を大転換
    dragon_dad
    dragon_dad 2006/12/05
    改革へのスタンス
  • W-ZERO3で自宅のテレビを視聴,ロケーションフリー対応ソフトをACCESSがダウンロード販売へ:ITpro

    ACCESSは9月下旬,ソニーのロケーションフリーに対応したWindows Mobile for Pocket PC向け動画際再生ソフト「NetFront LocationFree Player for Pocket PC」の販売を開始する。シャープ製のウィルコム向け端末「W-ZERO3」(WS004SHおよびW003SH)で使用できる。日国内のソフトウエア・ダウンロード・サイトで販売する。 NetFront LocationFree Playerは,ソニーからソフトウエアのライセンス供与を受けており,ロケーションフリー対応機器からインターネットや無線LANを介して映像を受信し再生できる。 9月下旬,クラブビットウェイ,Good Crew Leche,Vectorプロレジの3つのダウンロード販売サイトが順次取り扱いを開始する。価格は税別1980円。 現時点ではテレビ番組を操作,視聴する機

    W-ZERO3で自宅のテレビを視聴,ロケーションフリー対応ソフトをACCESSがダウンロード販売へ:ITpro
  • 狙われる“動画好き”ユーザー

    スパイウエアやウイルスの作者は工夫を凝らしています。その一例が,スパイウエアやウイルスを有用なプログラム(ファイル)に見せかける手口です。最近では,動画を見るために必要なコーデックも動画プレーヤに見せかけるケースが増えているようです。動画好きのユーザーはくれぐれもご用心ください。 セキュリティ・ベンダーのウェブルート・ソフトウェアによれば,2006年上半期にワールドワイドで最も多く検出された「トロイの木馬」タイプのスパイウエアは「Zlob(ゼットロブ)」だといいます(関連記事:コーデックに潜むスパイウエアが脅威に)。ここでの「トロイの木馬」とは,有用なプログラムに見せかけるスパイウエアのことです。 Zlobは,ビデオ・コーデックとして配布されます。通常は,動画をストリーミング配信するサイトや動画ファイルを配布するサイトから,Zlobが置かれたサイトへ誘導されることになります。ユーザーが動画

    狙われる“動画好き”ユーザー
  • フローチャートの力を思い出そう

    一つ,後悔していることがある。 今年の6月29日,「オブジェクト倶楽部 2006夏イベント」に参加した。オブジェクト倶楽部は,永和システムマネジメントの社員有志が中心になり,オブジェクト指向の実践/研究/発表を目的として作ったグループ。夏と冬に定期的にイベントを開催している。2006夏イベントで6回目となる。 このイベントで,スターロジックの羽生章洋社長が講演した「仕事で必要なことはフローチャートで学んだ」というセッションを受講した。同じ時間帯の裏番組でとても魅力的なセッションがあったのだが,あえてこちらを選択した。羽生氏のプレゼンテーションのうまさをよく知っていたからだ。案の定,おもしろかった。羽生氏がタブレットPCを使ってその場でどんどんフローチャートを書いていく。講演の資料はこちらで公開されているが,これだけではとても伝わらないライブ感があった。 講演の内容はノートにメモしたし,講演

    フローチャートの力を思い出そう
  • カイゼン活動でプログラムを改ざん、NTTデータの元社員の事件と教訓

    元社員がカード偽造、3100万円の窃盗容疑で逮捕された事件は、NTTデータには痛すぎる出来事だろう。容疑者はシステムの運用責任者の立場を利用し、ATMのローンカード取引記録を不正に持ち出し、カードを偽造した挙句、17人分の現金を引き出したというから、かなり大胆な犯行だ。取引記録を盗むために出力プログラムも改ざんしたそうだが、聞くところによると、それを「カイゼン活動」の一環として行っていたという。ちょっと暗澹たる気分になった。 この容疑者はNTTデータの協力会社から派遣され、NTTデータが運用を受託している仙台銀行のデータセンターで働いていた。元社員ということでNTTデータから信頼され、運用責任者の重責にあった。しかも、出力プログラムだけでなく、入退出のための指紋認証システムの履歴も改ざんしたとのことで、技術者としてのスキルも高い。こんな信頼とスキルのある人が犯罪に手を染めたら、いくら強固な

    カイゼン活動でプログラムを改ざん、NTTデータの元社員の事件と教訓
  • 編集部のブックマーク大公開!:ITpro

    記事の企画を立てるとき,取材を始めるとき,取材した内容の意味が分からないとき,その内容の妥当性を確認したいとき,取材メモや取材先から頂戴した資料と併せて,公開情報が欠かせない。その公開情報の集め方が,ここ数年でガラリと変わった。 以前は,特に大型の企画を進めるときはまず社内のライブラリにこもって雑誌や書籍,レポート類をあさり,参考にしたいページをコピーしていた。必要に応じて,書店で関連しそうな書籍をまとめ買いした。 今は,それらに加えてネットがある。社内イントラネットには記事検索DBが整備されているし,Googleで検索すれば机上でかなりの情報を集められる。私のような紙媒体の編集記者にとって,ネット情報は商売上の競合相手であると同時に,重要な情報源でもある。 例えば,話題の「SOX法対策ツール」に関する記事を「日経SYSTEMS」7月号(6月26日発売)で掲載するが,製品ベンダーのサイトの

    編集部のブックマーク大公開!:ITpro
  • 1