カルロス・ゴーン容疑者が逮捕されて、徐々に明らかになる容疑の詳細を見聞きするにつけ、ゴーンという人物を「優れた経営者」の象徴のように扱ってきたマスコミや日本の社会が間違っていると指摘するのは、『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』の武田邦彦中部大学教授です。武田教授は日本の経営者が社員に心を砕かなくなった現実と、本来あるべき姿について持論を展開しています。 ゴーン事件から学ぶ、従業員無視の日本の「商法」 日本社会や世界の政治情勢の変化が激しくなり、ここでもシリーズものをやってきましたが、それでは重要問題を時宜を得て解説ができないので、しばらくシリーズを中断して特に重要な問題を取り上げるようにします。また私のブログ(武田邦彦 (中部大学))では音声で類似のテーマを扱いますので、メルマガと一緒に見ていただくとよりよく理解が可能かと思います。 日産自動車のゴーン容疑者は、会社が社会に