教団を脱退した二世は何が辛いのか 前回の記事では、私の人生における「ブタカード」について書いた。母親を筆頭に、親族全体が「エホバの証人」という教団に洗脳されていった話だ。 周りからは「とてもおもしろかった」と言っていただいたのだが、驚いたのはハワイに住んでいる母親からの電話。 「あなたの記事とてもおもしろかったわよ。でも、お母さんのことを書いているのは気に食わなかったな(笑)」 えっ…!? ここで私は目が点になった。というか、どう返していいか言葉が出てこなかった。(この話ってあなたありきじゃん。お母さんの話なかったらこの話は成立しないでしょう……)と心の中のツッコミを口に出したかったが、あっけらかんとしている母親に何も言い返せなかった。 この話を周りにしたら「のりさんのお母様って天真爛漫で幸せな方ね〜」と一同爆笑。現にうちの母親と話していると、過去に佐藤家一族を巻き込んだ「あの生活」はどこ