無料通信アプリLINE(ライン)は友人との交流に欠かせないツールになった。サービスを運営する株式会社LINEは4月1日に、出澤剛(いでざわ・たけし)氏(41)が代表取締役最高執行責任者(COO)から社長に昇格した。出澤氏はLINEの急拡大について「無料通話とスタンプ機能の導入が転機だった」と語った。LINEの現状と今後を、経済プレミア編集長の今沢真・毎日新聞論説委員が聞いた。2回に分けてお伝えする。【構成・川村彰、写真・猪飼健史】 ──LINEのサービスのスタートは2011年6月です。出澤さんはその時、LINE事業には直接関わっていなかったと聞いています。同じ事業体のなかにいてサービスをどう見ていましたか。