TVプロデューサーのデーブ・スペクター氏が、ゴタゴタ続きの東京五輪開会式を独自の視点で〝激辛ジャッジ〟した。開会式直前に音楽担当の小山田圭吾が辞任、演出担当の小林賢太郎氏が解任されたことで、いったいどうなることやらと日本国民の注目を集めていた。デーブ氏は「驚きもときめきもない!」とダメ出しの連発。その点数は――。 【写真】タワマンから見たら大炎上していた国立競技場 開会式は23日午後8時から東京・国立競技場でスタート。MISIAが国歌を歌い、森山未來はコロナ犠牲者にささげるパフォーマンスを披露した。選手入場時にはドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーなど人気ゲームの音楽を使用。ほかにも1824台のドローンで国立競技場上空に地球を作るなど、見どころは盛りだくさんかと思われたが…。 日付が変わる直前に終了するまでつぶさにチェックしたデーブ氏は「いやー、想像以上にひどかったね」とのっけからぶっ
スキャンダルが続きのなか、東京五輪は開幕した Photo: Dylan Martinez / Pool / Getty Images スキャンダル続きで開幕した東京五輪だが、発覚した数々の問題は、問題を根本的に解決しようとせず、表面的に対応してやり過ごそうとする日本の姿勢が現れただけだとドイツ紙は指摘する。さらに、本大会の強硬な実施は、五輪自体の危うさを示しているという。 【画像】ドイツ紙が指摘「五輪によって、普段は気づかれない日本の問題が明らかになった」 外国人が批判しなければ見過ごされた問題独紙「南ドイツ新聞」では、東京特派員のトマス・ハン記者が、東京五輪について「課題に充分対処しない日本の姿勢を多く露呈する。その姿勢は、日常のなかでは気づかれないものだ」とコメントしている。 開閉会式のショーディレクターであった小林賢太郎が、過去にユダヤ人の大虐殺をあざけ笑うコントをしていたことで開会
東京五輪・パラリンピック組織委員会の理事らが、23日に行われる東京五輪開会式の中止か、簡素化への変更などの意見があることを同組織委・武藤敏郎事務総長に申し入れていたことが23日、分かった。同理事らは別の件でオンライン会議を行っている際に、21日に五輪・パラリンピックの開閉会式の楽曲を担当する小山田圭吾氏のいじめ問題、22日には開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」として統括役を務めていた小林賢太郎氏のホロコーストを揶揄(やゆ)する発言についての問題が出てきて、意見を交わした。 【写真】元ラーメンズの2人 ある理事は「2つとも大問題。小林氏は開会式の演出全体の調整役と聞いている。それだけに、これまで通りの演出で開会式を行えば、世界中に小林氏の発言を認めたと取られてしまう」と危機感をあらわにした。そのため、小林氏が演出に一切関わってない開会式にするためには、中止にするか、各国・地域
新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期となった東京五輪も、23日で開幕まであと1カ月。各国・地域選手団の入国も始まり、アスリートを受け入れる選手村もメディアに公開された。選手村の村長を務める川淵三郎氏(84=日本トップリーグ連携機構会長)が単独インタビューに応じ、開催に消極的な国内世論を嘆くとともに、交流が難しい現状へのジレンマを口にした。 ――IOC(国際オリンピック委員会)幹部も来日して、開催ムードが高まってきた。 「前から言っているけど、開催は決まっているんですよ。IOCが機関決定しているから。開催か中止かを日本が言えるわけがないということを、みんな分かってなかった。やめるなら返上しかない。開催する、しないという議論そのものがおかしいと思うけど、そういうことを言うと罵詈(ばり)雑言の嵐。ツイッターも炎上した(笑い)」 ――反響が大きい。 「じゃあ返上しますという時、どういう理由にする
なぜ分からないのか…。世界で最も権威ある医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)」上で5月、東京五輪の新型コロナウイルス感染防止対策に痛烈なダメ出しをした筆者らが、最新版「プレーブック」についてもバッサリだ。 論文執筆メンバーのアニー・スパロー博士とリサ・ブロッソー博士は16日、米「HILL」に寄稿。博士らは先のNEJMの論文の狙いについて「国際オリンピック委員会(IOC)がリスクに対してより思慮深く細やかなアプローチを取り、活動や場所に合わせてエアロゾル吸入を防ぐことに焦点を当てるよう推奨した」が、新たなプレーブックでも変化がないと指摘。「以前と同様に、エアロゾル吸入を認識していない。プレーブックはパンデミックの初期には感染の主要な手段であると考えられていた飛沫感染と接触感染に焦点を当てている」と、対策が不十分と断言した。 また、変異株についても「その存在や
慶応大学名誉教授でパソナ会長の竹中平蔵氏が6日、読売テレビで放送された「そこまで言って委員会NP」に出演。東京五輪・パラリンピックについて、「世界に対して『やる』と言った限りはやる責任がある」と発言。そもそもが開催か中止(延期)か議論事態がおかしいとの意見を述べた。 竹中氏は「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私は分からない。だって、オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『イベント(五輪)やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」と『世界の五輪』を新型コロナウイルス感染拡大という「日本の国内事情」を理由に中止するなどはありえない、とした。 さらに、落語家・立川志らくが「世論の6、7割が(五輪は)中止だって言ってる、世論が間違っ
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は22日、国際ホッケー連盟のオンライン総会での声明で、7月23日に開幕する東京五輪について、予定通り開催されると宣言した。「東京がようやく間近に迫った今、最後のカウントダウンが始まった。この困難な時期に、私たちはリカバリー、団結、多様性について、強いメッセージを送る必要があります。東京はトンネルの終わりに光を放つだろう」と主張し、「五輪の夢を実現するために誰もがいくらかの犠牲を払わないといけない。アスリートは間違いなく彼らの五輪の夢を実現することができます」と、語った。 東京五輪を巡っては、日本の国内世論調査で6割が中止、再延期も含めた8割超が今夏の開催に反対している。ただ、21日にIOCのジョン・コーツ調整委員長(71)は、日本で新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が出されている状況下でも五輪を開催する意向を示した。5月に行われた海
2ちゃんねる創設者で実業家の西村博之氏(ひろゆき)が10日、ツイッターを更新。自称「少年革命家」のYouTuber・ゆたぼんが中学校への不登校を宣言したとする記事を引用し、ゆたぼんの親をブッタ斬りにした。 小学校を“自由登校”としてきたゆたぼんは、7日に投稿した動画で今年度から進学する中学校への不登校を宣言。ひろゆきはこれについて「登校が嫌なら通信制の中学校で教育を受けることは可能。子供に教育を受けさせる義務を放棄してる親には罰則が必要だと思います。教育の機会を捨てるのを是とする考えを広めるのは社会的に良くないしアホの再生産になります」と一刀両断。その上で、「子供は被害者なので責めるべきではないです」と、アホと断定しながらもゆたぼん自身を擁護した。 さらに「子供を学校に通わせないで、身の回りの出来事を学ぶことで生きる力を云々という頭の悪い親がいますが、身の回り生活からどうやって虚数の概念を
批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * SFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(以下エヴァ)が完結した。最後の劇場版が8日に公開されたのである。異例の月曜公開にもかかわらず、初日動員は50万人を超えたという。 なぜそれほどの注目を浴びるのか。エヴァの基本は少年少女が巨大人造人間に乗り世界を救う単純な物語である。しかし周辺設定が多様な読みを誘発し、つねに問題作であり続けてきた。 TV版の放映開始は1995年。社会現象になり、阪神大震災やオウム真理教と重ねて語られた。97年の旧劇場版は私小説的なカルト映画で、庵野秀明監督自身が内向的オタクのカリスマになった。21世紀に入ると一転エヴァはクール・ジャパンのアイコンとなり、今度はエンタメの優等生を目指して作り直されることになった。再出発は順調に思えたが、東日
緊急事態宣言再発令により飲食業界が再び窮地に 菅義偉首相は5日の自民党役員会で、首都圏1都3県に2度目の「緊急事態宣言」の再発令を7日に決定する方針を表明した。感染リスクの高い飲食店などを対象として限定的に対策を講じる方針で、期間は1ヶ月程度を軸に調整すると報じられている(参考記事:時事通信社 2021年1月5日)。 菅首相は4日の会見でも「経路不明の感染原因の多くは、飲食によるものと専門家が指摘をしております」と発言。感染原因の多くが飲食店によるもので、今回は飲食店への対策を重点的に行うことを示唆していた。 昨年4月に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県を対象にして発出された「緊急事態宣言」はその後全国に拡大。仕事は極力テレワークにシフトすることと、不要不急の外出を極力控えるように要請し、私たちのライフスタイルは大きく変わっていった。 緊急事態宣言措置については、それぞれ
会見で質問をする記者を指名する加藤勝信官房長官=2021年1月5日午後0時15分、首相官邸、恵原弘太郎撮影 政府は、7日に決定する方針の緊急事態宣言に合わせ、都道府県知事が宣言時に行う休業や営業時間短縮の要請に応じない飲食店の店名を公表できるよう、関係政令を改正する方向で調整に入った。新型コロナ対応の特別措置法の政令では現在、飲食店は公表対象になっていなかった。 【写真】会見する加藤勝信官房長官=2021年1月5日午後0時20分、首相官邸、恵原弘太郎撮影 加藤勝信官房長官は5日の記者会見で「飲食の感染リスクをどう抑え込むかがポイントだ」と指摘。実効的な対策にするために議論中としたうえで、「政令の改正も検討の中で行っているところだ」と話した。どんな範囲の飲食店が対象になるかは言及しなかった。 現在の政府の方針では「食堂、レストラン、喫茶店」は宣言時にも事業の継続が求められる業種と定めている。
大麻取締法違反罪で起訴された俳優の伊勢谷友介被告(44)の初公判が1日、東京地裁で開かれた。伊勢谷被告は、大麻を譲り受けた知人が誰なのか問われるも、「社会にさらしたくない」と、頑なに口を開こうとはしなかった。 【写真】伊勢谷友介被告の傍聴券を求め出来た列 被告人質問で「きょうまで支援してくださった方々を裏切ることになり、申し訳ないと思っています」と謝罪。「もう二度と違法なことはしたくない」とし、大麻との関係を断つことを誓った。 大麻の入手先について、逮捕の2~3日前に知人から約20グラムを約10万円で購入したと説明。一方で、その知人が誰なのか問われると、口をつぐんだ。その理由について「僕としては(この犯罪が)誰かを傷つける犯罪だとは思っていない。知人を世の中にさらすことが必要だとは思えない」ときっぱり答えた。 伊勢谷被告は26、27歳の頃、オランダ・アムステルダムで初めて大麻を使用したとい
動画の撮影・投稿を巡る事件で起訴された迷惑ユーチューバーの〝へずまりゅう〟こと原田将大被告(29)が先週、保釈され「一日でも早く社会貢献したい」とツイッターに投稿した。 【写真】フジ久代萌美アナがユーチューバーとの交際認める 原田被告は22日、約3か月ぶりにツイッターを更新。「食べた物を吐くので、吐血する状態」「様々な条件があるから完全に自由になった訳ではない」「事件や捜査関係については一切話したらダメなので全てが終わり次第説明する」「今は身体を治したいし一日でも早く社会貢献したい」とつづった。 今年5月に愛知県岡崎市のスーパーで、会計前の魚の切り身を食べた窃盗容疑で7月に逮捕、起訴され、今月の裁判を迎える前に同じく5月に大阪市のアメリカ村の衣料品店で返品を巡り、経営者に罵声を浴びせ業務を妨害したなどで威力業務妨害と信用毀損で大阪府警に逮捕、送検された。 その後、冒頭のツイートは削除され、
昨年、少し耳が聞こえなくなって病院にかかったんです。そのときにいろいろな検査をしてもらい、心アミロイドーシスという難病に罹っていることが判明しました。それが昨年の秋ごろです。なんでも、心臓にアミロイドという悪い“膜”ができているらしい。そのため心臓の機能が落ち、全身に充分な血液を送ることが難しくなるそうです。 この数年、息が苦しいと感じても、単に老化が原因だと思っていました。アミロイドという変な病巣が関係しているなんて意識もなかったな。いまはそのための薬を飲んでいるけど、これがまたべらぼうに高い。薬代のためにまだまだ働かなくちゃいけないよ。 〈 “燃える闘魂”アントニオ猪木は1960年、力道山にスカウトされ日本プロレス入り。デビューから60年が経つ。“いつ何時、誰の挑戦でも受ける”を信条にスポットライトを浴び続けてきた。しかし、「元気ですか!」と叫ぶ、あの力強さとは裏腹の難病告白。今年2月
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