正社員制度の是非という論点があります。この話は面白いので書いておきます。 正社員制度はなくなった方がいいと思う派ですぼくの考えを述べますと、正社員・非正規社員という区分けはなくして、「同一労働・同一賃金」にすべきだと考えています。極論、同一労働・同一賃金であれば、会社は「オール非正規社員」でもいいと思います。 この考えの根底にあるのは悲観論です。もう、日本社会(企業)には余裕がありません。そりゃあ、「望むならば誰でも正社員になれる」社会はすばらしいとは思いますが、無理難題ですよ。ぼくも自営業やってますが、到底、誰かを正社員で雇うなんてできませんし、今の社会においてそれが望ましいとも思いません。 「オール非正規社員化」という方向には、「使えないと判断された人材が解雇されやすくなる」という懸念があります。一方で、それは言い換えると「人材の流動性が高まる」ということでもあり、それ自体は「絶対悪」