企業が従業員に支払わなければならない最低賃金は、全国平均で前の年から18円引き上げられ、時給798円になることになりました。 厚生労働省によりますと、24日までにすべての都道府県で今後1年間の最低賃金が決まり、全国平均で前の年より18円引き上げられ、時給798円になることになりました。 18円の引き上げは、最低賃金が時給で示されるようになった平成14年度以降で最も高い金額です。 最低賃金が最も高いのは東京で、前の年より19円上がって907円、次いで神奈川が18円の引き上げで905円、大阪が20円上がって858円などとなっています。 最も低いのは鳥取、高知、宮崎、沖縄の4つの県で、いずれも16円上がって693円となりました。 新しい最低賃金は、ことし10月から順次適用される見通しです。