追い込まれた末に、強気一辺倒の姿勢を変えざるを得なくなったということだろう。 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画をめぐる問題で、大きな焦点となってきた文部科学省の内部文書について、同省がようやく再調査に乗り出した。 ただし国会会期末(18日)が迫る中での再調査だ。松野博一文科相は調査の方法や公表時期も明言していないが、そもそも時間のかかる性質のものではない。早急に結果を公表する一方、国会は延長して十分な時間を取って解明を進めるべきだ。 内閣府側が「総理のご意向」などと語り、獣医学部の早期開学を文科省に迫ったと記された文書に対し、当初、菅義偉官房長官は「怪文書」と呼び、文科省も先月の調査で「確認できなかった」と結論づけた。 しかも前川喜平・前文科事務次官が「文書は本物」と証言した後も、松野文科相は「出所不明」であり、「政策決定過程に関してのものは公表しない」とまで説明していた。 姿勢が一
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