人を好きになるのは簡単だけれど、嫌うのはなかなか難しい。 こういう事を思っている自分は偽善心で満ちあふれているような気がしてならないけれど、私は昔から人を完璧に嫌う事が出来ない人間だ。 photo by Skley 小学生の頃から面倒な友人関係に巻き込まれたり、一癖あるややこしい人物との関わり合いの中で、何度も「嫌いだから付き合わない様にしよう」と努めても、結局は繋がりを切れないままでいた。 ❇︎ 人を嫌うと一言で言っても、嫌う度合いもピンからキリまである。 口をききたくない、会いたくもない、関わりたくもない。 そう簡単には思えても、なかなか行動に移す事が出来なかったのは、自分が「NOと言えない日本人」の典型だからなのかもしれないし、嫌悪感を抱く相手の「良い部分」というのを知ってしまっているからだというのも1つの理由だ。 ❇︎ 中学生時代に学年で「自己中だから」と1番嫌われ、鬱陶しがられて