石油で巨万の富を築いた米実業家ジョン・D・ロックフェラー。その子孫たちが、化石燃料を捨てることにした。 ロックフェラー家の伝説的な資産は、スタンダード・オイル社(訳注:ジョン・D・ロックフェラーが1870年に設立)を源泉とする。その一家が中心となって運営する資産規模8億6千万ドル(1ドル=110円で946億円)の「ロックフェラー兄弟財団」が、化石燃料から投資を撤収する運動に加わることを宣言する(訳注:2014年9月22日に宣言しています)。国連の気候変動サミットが開かれる前日で、これを後押しする動きの一つとなる。 この撤収運動は、数年前に米国の大学キャンパスから始まった。その後、180もの慈善団体や宗教団体、年金基金、地方自治体が加わるようになり、数百人もの個人投資家にも広がった。化石燃料産業への投資をやめる、とこれまでに撤収が約束された資産の総額は、個人分も含めて510億ドルにも上る(社
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