篠原 匡 ニューヨーク支局長 日経ビジネス記者、日経ビジネスクロスメディア編集長を経て2015年1月からニューヨーク支局長。建設・不動産、地域モノ、人物ルポなどが得意分野。趣味は家庭菜園と競艇、出張。 この著者の記事を見る
![手作り野菜工場で“世界レベル”の超効率経営 (2ページ目):日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)
5年から10年くらい前,「工作機械なんか日本ではやっていけないからやめてしまえ」という論調の時期がありました。著名な大学の先生の本にも,例えば工作機械に代表される低レベルの擦り合わせ産業は,韓国や台湾にそのうち取って代わられ,中国も台頭してくるので早いうちに業種転換すべきだ,なんて書いてありました。新聞にも,輸出型の重厚長大が復活してきているが,日本はソフトウエアやサービス産業などへの転換に遅れを取っている,と書かれています。 私は工作機械しかできないので悔しい思いをしていたのですが,日本と世界を回った実感では,競争は厳しいですが少なくとも今後20~30年は日本で工作機械を造った方が有利です。どう考えてもそうなります。 日本は高校や高等専門学校卒のレベルをはじめとして教育水準が高く,産業集積も進んでいるので,工作機械を造るための強固な基盤が整っている。こんな環境はなかなかない。韓国や台湾で
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