だいぶ前にも同じことを話した気がするけど。 僕は、上京してからかなり長いこと、毎年の夏休みの全期間を帰省に充てていた。 まず、「学生の本分とは勉強であり、夏休みといえども遊びにうつつを抜かしたりするものではない」みたいな「建前論」を大真面目に信じていた。また、遊ぶ金を作る目的で金を稼いだりすることも、自分の中では「してはいけないこと」だった。この辺の詳細は、d:id:another:20070418:1176901360を参照のこと。それに加えて、「親孝行しなければ」という強迫観念もあった。親は年がいっていて、しかも自分は一人っ子だ。夏休みは是非帰省してあげなければ。そんなわけで、「他に断る強い理由が自分の中に見つけられない」という実に消極的な理由で、ほとんど仕方なく、夏休みの一ヶ月を帰省に費す毎年だった。「今年の夏は旅行したい!」とか、そういう欲求も、ほとんど無意識レベルで抑制してしまっ