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  • 森口騒動と大学広報 | 大隅典子の仙台通信

    まぁ、絶妙のタイミングであったために、人の意図以上に注目を集めることになった森口氏の捏造騒動だが、この件は医学系研究科の広報室長を務める身としても、なかなかに考えさせられることが多かった。 いくつかの国内外の科学不正が問題となった後、2006年に日学術会議から「科学者の行動規範(PDF)」が表出されたが、年になって発覚したケースが、京都大学の研究費不正使用、東京大学や東邦大学の論文捏造と相次いでいるのはなぜなのか? ここでは研究費不正使用の話はとりあえず脇に置いて、森口氏の論文捏造の方を考えてみる。 今回の森口氏のケースの最初の告発は、近い研究分野の研究機関に所属する方が「iPS細胞を使った世界初の心臓移植手術」という10月11日の報道に疑義を挟み(下記リンク参照)、同日のうちにハーバード大学からの否定、国際会議での発表取り下げとなったのだが、さらに、ただちにこれまで発表された論文に

    森口騒動と大学広報 | 大隅典子の仙台通信
    drug_discovery
    drug_discovery 2012/10/14
    「今のところ、全学の広報課に所定の様式で届ければ、ほぼ自動的にホームページに掲載される。広報課には「研究内容」をチェックできる人材はいないので、体裁さえ整っていれば大学の名の下にウェブに載る」
  • 日本のアカデミア人材育成が危ない・その1【コメント表示】 | 大隅典子の仙台通信

    「今年は空梅雨」なんて嘯いてごめんなさい……。 昨日などは、しっかり梅雨でした。 ところで、先日、元三重大学学長の「つぼやき」ブログのアクセス数がものすごいことになった、というお話でしたが、関連したデータを示しておきます。 この10年間で若手教員のポストがいかに減ったか、これをなんとかしないと日教育も研究も科学技術振興も駄目になりますよ、ということです。 資料の元はこちら。 いろいろな問題というのは、一つの原因だけで生じるものではありません。 アカデミアポストの減少減少に至った要因には以下のようなものが考えられます。 ・少子化による学生数減少に対応するため+日の研究力を増すために「大学院重点化」政策が撃ちだされた。 ・大学院重点化により、大学院生の定員を増やすために大学院生の指導ができるとみなされる「教授」ポストを増やす必要が生じた。 ・教授を増やすために、教員の定員枠の助手(当時)

    日本のアカデミア人材育成が危ない・その1【コメント表示】 | 大隅典子の仙台通信
    drug_discovery
    drug_discovery 2012/07/08
    ポスト数のデータと論文数のデータ。「この10年間で若手教員のポストがいかに減ったか、これをなんとかしないと日本の教育も研究も科学技術振興も駄目になりますよ、ということです。」
  • 白菊会総会にて:ここにもある、イノベーションを阻む足かせ | 大隅典子の仙台通信

    日夕方の第1回脳神経科学コアセンターセミナー(脳コアセミナーNCS)は、また日を改めて書きたいことがあるのですが、午前中に行われた東北大学白菊会総会に参加して考えたことを。 医学・歯学の基礎教育は解剖学から始まります。 これは医学そのものの起源と同じだからなのですが、4世紀前のイタリアであれば罪人の死体を用いていたところが、現在では献体という篤志に基づいた制度に基づいています。 東北大学の献体の団体は「東北大学白菊会」という名前で、35年前に全国組織の白菊会から別れて設立されました。 現在、登録されている方は県内各所合わせて約1600人おられ、毎年だいたい50〜60名の方が成願されて、そのご遺体が解剖実習に使われます。 年1回の総会では、医学系研究科長、歯学研究科長を始めとするご来賓の方々のご挨拶がなされ、活動報告や予算の承認などが行われます。 今年は初めて鹿野記念奨学奨励賞という賞の授

    白菊会総会にて:ここにもある、イノベーションを阻む足かせ | 大隅典子の仙台通信
    drug_discovery
    drug_discovery 2012/05/25
    献体されるかたが同意されてるなら、あとは制度の問題と思うのだけど。。。「種々の研究はもとより、内視鏡などの医療機器の開発にも献体を供与頂くことは、現状の法律ではできません」
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