「勝手踏切」という言葉をご存じでしょうか。警報器や遮断機のある正規の踏切以外に、地域の住民が生活道として利用している抜け道のことです。単線が走る地方に多く見られ、渡りやすいよう足場や階段が設けられていたりもしますが、正規の踏切ではないため、横断すれば罪に問われることもあります。国土交通省がことし3月に初めて調査したところ「勝手踏切」は全国に約19000か所も存在することが明らかになりました。いま四国ではこの「勝手踏切」での人身事故が相次ぎ、問題となっています。なぜ事故は繰り返し起きるのか。「勝手踏切」の実態について、香川県で取材しました。 私たちが取材をはじめたことし6月。列車が迫っているのに線路を平然と渡る人たちに遭遇しました。もちろんそこは「踏切」ではありません。住民たちが勝手に整備し、渡りやすくした「勝手踏切」と呼ばれているところでした。日常的に使う人も多く、1日に何十人と通る場所も
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