ソースの香りが食欲をそそる焼きそば、冷えた身体が温まる甘酒...お正月に初詣に行くと、参道には露店がずらり。美味しそうな匂いについつい心惹かれるが、「衛生的に心配」という声も少なくない。 インターネットの掲示板には、「お好み焼きが生焼けっぽい上にキャベツは洗ってないの丸わかりの青くささで半分も食べれなかったんだけど、案の定今朝お腹下しました」「露天の焼鳥食べて一週間くだって、点滴打ったよ。検査でカンピロバクターが検出された」など、露店の食べ物で食中毒を起こしたという体験談が多数書き込まれていた。 ●生クリーム、ご飯ものはNG? 食品衛生法上のルール そもそも、露店ではどのような食品を販売してもいいのだろうか。例えば、東京都福祉保健局では、露店に対して「生もの(さしみ、すし等)、生クリームを取り扱わない」「原材料の細切等の仕込み行為はその場で行わない」といった食品衛生法に基づくルールを設けて