3本の矢で日本経済を再生させ、名目国民総所得(GNI)を今後10年で1人当たり150万円アップさせる――。参院選も圧勝ムードで安倍首相の鼻息は荒いが、アベノミクスの恩恵は庶民まで届いているのか? そこで本誌は、全国の20代~30代男性1000人を対象に、アベノミクス以降の「給料」に関するアンケートを行った。 まずは直球で、「あなたの給料(収入)はアベノミクスで増えましたか、減りましたか?」と尋ねてみると、「変わらない」と答えた人が83%にも上った。 この回答には、アベノミクスの影響がもっとも早く出るといわれている残業代やアルバイト代も含まれているはずだが、「減った」(11%)が「増えた」(6%)を5ポイントも上回る結果となった。 では、変わらない給料の実態はどうなのか? “月収(各種手当てなど含めた手取り)”について聞いてみると、「月収20万円未満」の人が46%と約半数を占め、「月収25万