昨年中学校の公民の教科書に掲載されてトンデモと騒がれたサムシング・グレートが産経新聞の記事に登場して話題になっています。 サムシング・グレートとは、天理教の信者である村上和雄筑波大学名誉教授が「生命の存在に対してダーウィンの進化論を補完する存在」として想定した、人智を超えた知的な造物主を指し示す概念。 自著では天理教の「親神様」を指していると認めていますが、これはアメリカ合衆国の反進化論団体らが唱えるインテリジェントデザイン説(ID説)の一種として知られています。 この「サムシング・グレート」が江戸しぐさなどと共に育鵬社の中学校公民の教科書にコラムとして掲載されたことに対して、昨年4月ごろにネット上で「トンデモ科学が教科書に載せられている」として批判が巻き起こりましたが、今年に入り、産経新聞の記事にも登場して再び驚きの声があがっています。 問題の記事は「日本人の座標軸」というタカ派愛国コラ