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1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。 悶える職場~踏みにじられた人々の崩壊と再生 吉田典史 企業で働くビジネスマンが喘いでいる。職場では競争原理が浸透し、リストラなどの「排除の論理」は一段と強くなる。そのプロセスでは、退職強要やいじめ、パワハラなどが横行する。最近のマスメディアの報道は、これら労働の現場を俯瞰で捉える傾向がある。 たとえば、「解雇規制の緩和」がその一例と言える。事実関係で言えば、社員数が100以下の中小企業では、戦前から一貫して解雇やその前段階と言える退職強要などが乱発されているにもかかわ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 前回の記事で、現代の日本の生きづらさは「日本人の歴史と、欧米式価値観の板ばさみ」によって生まれているのではないかという仮説を立てた。そして、これからの日本社会の方向性としてグローバル経済を目指すグループと、「昔の日本人らしさ」とともに地域社会で生きるグループの共存が必要なのではないかと提唱した。 規模の拡大を求めることが宿命の大企業はグローバル化に対応せざるを得ないが、必ずしも海外とビジネスの関係にあるとは限らない中小企業にとってグローバル化が必須とは言い切れない。海外に販路もなく、英語対応のできる人材が潤沢にあるわけでもない創業時に、いきなり海外を目指すのは簡単なことではない(もちろんITなどのサービス系はいくぶん障壁は低いが)。 実
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