ブックマーク / 7oku.hatenablog.com (3)

  • ブラック企業だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ

    『川での洗濯スタッフ(幹部候補)大募集! 一気に大量50名採用! お年寄りが元気に活躍するアットホームな職場です』 広告に惹かれて入社したおばあさんを待っていたのは、月180時間の残業でした。 おばあさんが川で働き始めて半年ほど経った頃、川上から大きな桃がバーミヤンバーミヤンと流れてきたので、おばあさんは精神科にいく決意をしました。しかしそれはおばあさんが過労から見た幻覚ではなかったのです。 持ち帰った桃を割ってみると、中から赤ん坊が生まれたので、桃太郎と名づけました。おじいさんは鏡に向かって「今日も一日がんばるぞい!」と連呼していました。 たくましい青年に育った桃太郎は、おばあさんに言いました。 「おとぎ話に新たな『やりがい』を創造し、この世界に『貢献』したいーー。ONI TAIJI is HAPPY。そんな気持ちから私は『まごころ鬼退治』を提案することにしました」 おばあさんからお手製

    ブラック企業だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ
    dslender
    dslender 2014/10/24
    会社のイヌwww
  • J-POPによくある歌詞だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ

    昔々、おじいさんとおばあさんが都会の人混みの中でいつしか自分を見失いそうになっていました。 おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にいくと、川上から大きな桃がひとりじゃないひとりじゃないと流れてきました。 「この桃と巡り会えたのはきっとキセキなんだね。永遠に約束するよ、家に持ち帰ってべると」 持ち帰った桃を割ってみると、大きな希望と夢と愛しさと切なさと心強さと赤ん坊が現れました。 「会えない時もずっとこの思い絶やさぬようにという意味を込めて、桃太郎と名づけましょう」 すくすくと育った桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんに向かって言いました。 「ずっと迷惑をかけてきたけど 育ててくれた親にマジ感謝 鬼ヶ島に向かって誓ったんだ お前を絶対離さねえ」 きび団子をもらった桃太郎は【ナンバーワンよりオンリーワン】と書かれた旗を掲げて、臆病な自分を乗り越えて鬼退治へと小さな一歩を今確かに踏

    J-POPによくある歌詞だらけの桃太郎 - ナナオクプリーズ
    dslender
    dslender 2014/10/17
    傑作!
  • 逆におとぎ話っぽく村上春樹を書いてみた - ナナオクプリーズ

    むかしむかし、あるところに、だれとでもベッドをともにするおんなのこがいました。 おんなのこがパスタをゆでていると、でんわがなりましたが、それはさほどじゅうようなことではないとおもって、むししました。 すると、パスタのなかから、おとこのこがあらわれました。 「やれやれ、ぼくはどうやらへいぼんなまちのへいぼんなパスタからうまれてしまったようだ」 「あら、なぜそうだとおもうの?」 「わからない。それはぼくのえらんだけっかではない。なやむことではないのかもしれないが、でもぼくはパスタからうまれてしまったのであって、それはきっとしかたのないことなんだ」 おんなのこは、おとこのこに、パスタたろうというなまえをつけました。 あるひ、まいにちジャズをききながら、じゆうぎょうをいとなむパスタたろうに、ひつじとなのるものからてがみがとどきました。 「ぼくはまちへむかおうとおもう。それはいつになるか、そしてなぜ

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