平成以降最多となる、36人の犠牲者を出した京都アニメーション放火殺人事件。1月25日、殺人などの罪に問われた青葉真司被告(45)に京都地裁が死刑判決を言い渡した。弁護側が無罪を主張し、争点となっていた被告の刑事責任能力については「心神喪失でも心神耗弱でもなかった」として完全責任能力を認定した。 自身の小説を、京アニに「パクられた」などと主張していた青葉被告。裁判では、2011年から2018年にかけ、掲示板サイト「2ちゃんねる」(当時)や「5ちゃんねる」への書き込みを繰り返していたことも明らかになった。証言から当時のログをたどると、同サイトの「人生相談板」などに夜通し張り付き、自身の悩みや妄想、京アニへの恨みを投稿し続けた様子が浮かび上がる。