共産党の志位和夫委員長は3日、北朝鮮の核実験実施を受け、「北朝鮮の核実験を厳しく糾弾する-危機打開のため直接対話がいよいよ緊急・切実な課題に」と題する声明を発表した。全文は次の通り。 一、北朝鮮は本日、昨年9月に続く6回目の核実験を強行した。北朝鮮は、「ICBM(大陸間弾道ミサイル)搭載の水素爆弾の実験を成功させた」と主張している。 北朝鮮の核実験は、今年だけでも13回行った弾道ミサイル発射とともに、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威であり、累次の国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙である。それは、国際社会が追求している「対話による解決」に逆行する行為であり、核兵器禁止条約の採択など「核兵器のない世界」を求める世界の大勢に逆らうものである。 日本共産党は、強い憤りをもって、この暴挙を糾弾し、抗議する。 一、いまの最大の危機は、米朝両国の軍事的緊張がエスカ