先日、古書店でこんな本を買いました。 「マンガの主人公」(作田啓一・多田道太郎・津金沢聡広)昭和四十年(1965年)、至誠堂発行。 マンガの主人公 (1965年) (至誠堂新書) 大正時代(1923年)から当時(1965年)までの日本の漫画の主人公を、時代順に47人選び、描かれた背景とそのありかたから世代を論じるというもの。 赤穂四十七士に見立てて「47人」なんですね。 しかし、書かれたのが1965年とあって、流石に古いのなんの。 1970年代以降に書かれた漫画論的なものが「あしたのジョー」「巨人の星」なんかを抜かせない事を考えると、なるほどなあ、とも思えるのですけどね。 取上げられているのは 唯野人成(岡本一平) 団子串助(宮尾しげを) 正チャン(織田信恒×樺島勝一) ひね子さん(長崎抜天) ズク小僧(巌谷小波×岡本帰一) ノンキナトウサン(麻生豊) 長靴の三銃士(井本水明×牧野大誓)