「インマルサット」「イリジウム」で真冬の海からFacebookに入電せよ:勝手に連載「海で使うIT」(1/4 ページ) 「衛星電話なんて高くてでかくて使えません」というのは過去の話だ。いまや、アマチュア無線より簡単確実で意外と安い。そんな衛星携帯電話でSNSを使ってみた。 自分の経験上、海上において携帯電話が使えるエリアは、沿岸からほぼ4~7海里に限られる。「ちょっとそこまで釣りに」という感じで、船外機をつけたオープンデッキの小型ボートやディンギー、沿岸のブイ回りヨットレースなどなど、陸の建物がはっきりと見える沿岸なら有効な通信手段として使える。 母港から遠く離れた海域まで航海する場合でも、沿岸伝い、または、島伝いなら、航路の設定によっては意外と携帯電話の圏内を航海できる。伊豆諸島の巡航であっても、(伊豆)大島北端の風早崎から西に抜け、伊豆諸島西側と伊豆半島東岸にはさまれた海域を航路に設定