京都市内を北から南へ流れる一級河川「鴨川」。 その流れは市内の繁華街を縦断し、特に二条から 五条河原は市民の憩の場となっています。春は鴨 堤の桜並木、夏は鮎を釣る人の姿と「床(ゆか)」 秋は紅葉、冬にはシベリヤから飛来するユリカモ メ、四季の移り変わりを鴨川は見事に演出してい ます。 床の歴史は大変古く、江戸時代に裕福な商人が夏 に遠来の客をもてなすのに五条河原付近の浅瀬に 床几を置いたのがはじまりだと言われています。 それが明治時代には7・8月の納涼床がすっかり 定着し、平成11年には「皐月床」として5月の 昼床が、翌年には「名残の床」として9月の昼床 が施され、おおらかで粋な町衆文化が育まれてき ました。 暑い京の夏に涼感を与えてくれる「納涼床」は、今 もなお昔の面影を残し現代に生きる人の心に受け 継がれ発展しています
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