2015年7月13日のブックマーク (1件)

  • 初恋のラブレターに、感謝を添えて - ぐるりみち。

    小学校に入学した、1年生の4月のこと。 キミは、ボクの前に、春風とともに現れた。 背中には黒いランドセル。頭には黄色い帽子。 ピカピカなそれらを身にまとい、学校へ行くのが楽しくて仕方なかったあの頃。友達はたくさんいたけれど、そのなかでもとりわけ仲がよかったのが、キミだった。 ただでさえ幼いボクらのなかでも、 際立って幼い顔つきをしていたキミ。 気がつくと、いつも決まって空を見上げていたキミ。ぽーっとしているその横顔が、今も脳裏に焼き付いている。キミの瞳の奥はいつも穏やかで、無垢で優しげな視線に見つめられると、ボクはいつもドキドキしていたんだ。 その桃色に染まったキミの頬の色を、よく覚えている。 白と赤と黒。極彩色のセカイをかき分け走り、巨悪に挑むキミと仲間たちはいつも、ボクらのヒーローだった。何度の転校の際にもキミはボクについてきて、クラスメイトとボクとの間に入って、その手をつないでくれた

    初恋のラブレターに、感謝を添えて - ぐるりみち。
    dylan-zuki
    dylan-zuki 2015/07/13
    泣けてきます