長いロックの歴史のなかで多くのスーパー・グループが生まれてきたが、YOSOほど意外な組み合わせはないだろう。フュージョン・ロックの最高峰TOTOのヴォーカリストのボビー・キンボールと、プログレッシヴ・ロックの雄YESのキーボードのビリー・シャーウッドとオリジナル・キーボードのトニー・ケイが合体。TOTO+YESでYOSOというバンド名そのままに、出来上がったアルバムは高度なテクニックに優れた音楽性を持ち、TOTOファンが聴いてもYESファンが聴いても違和感のない上質のロック作に仕上がった。ボビー・キンボールにバンド結成のいきさつやファースト・アルバム制作の裏側を語ってもらった。 ボビー・キンボール(vo/以下、同)「元YESのメンバーでキーボード・プレイヤーのビリー・シャーウッドがプロデュースした、ジャーニーのトリビュート・アルバム『80s Metal Tribute to Journey