13日午前、千葉県船橋市にある京成電鉄の踏切で遮断機の棒が切断された事件で、警察は53歳の自営業の男を器物損壊の疑いで逮捕しました。調べに対し「仕事があるのに渋滞し腹がたってやってしまった」と供述しているということです。 この場所に居合わせた男性が撮影した映像にはのこぎりのようなものを持った男が、下りたままになっている遮断機の棒を切断している様子がうつっています。このあと男は踏切の前に止めていた車に乗り込んで踏切を渡ってその場から立ち去りました。 警察が目撃された車のナンバーなどをもとに捜査を進めた結果、千葉県市川市の自営業、中野勝徳容疑者(53)が棒を切断した疑いがあるとして器物損壊の疑いで逮捕しました。 京成電鉄は13日朝、人身事故の影響でこの付近での運転を見合わせていて、調べに対し容疑を認めたうえで「仕事があるのに渋滞して車が動けなくなり、腹がたってやってしまった」などと供述している