地方鉄道を中心に運転士の確保が難しくなっているとして、国土交通省は鉄道で自動運転を導入する際の指針を初めてまとめました。踏切のある一般的な路線も想定し、運転士ではない係員が車両先頭部に乗務する日本独自の規格や技術的要件を示しています。 国土交通省は、人口減少などを背景に運転士の確保が難しくなり、経営が厳しい地方鉄道で深刻な問題となっているとして、一般的な路線への自動運転の導入を視野に検討会で議論してきました。 その結果、運転士が乗務する時と同等以上の安全性の確保を基本とした上で、鉄道での自動運転の導入に必要な技術的な要件を盛り込んだ初めての指針をまとめ、13日に公表しました。 この中では、運転士が乗務しない自動運転のレベルの高いものから順に、 ▼係員が誰も乗らない段階、 ▼避難誘導などのための係員が乗務する段階、 ▼係員が列車の先頭部に乗務する段階の3つを示しています。 3つ目は日本独自の