来年3月の北海道新幹線開業を控え、北海道の新函館北斗駅まで直通運転される「はやぶさ」のJR宇都宮駅停車実現へ向け連携して運動している宇都宮市と北海道函館市は18日、JR東日本本社(東京都渋谷区)を訪れ、両市の市長、議長、商工会議所会頭の6者連名ではやぶさの同駅停車を求める要望書を提出した。同社の担当役員は「要望を重く受け止める」と述べ、宇都宮駅停車を前向きに検討する意向を示した。 要望活動は非公開で約30分間行われ、要望書は佐藤栄一宇都宮市長から新幹線の運行計画を担当する川野辺修常務取締役鉄道事業本部長に手渡された。 佐藤市長、熊本和夫宇都宮市議会議長、工藤寿樹函館市長ら両市関係者によると、川野辺常務は「(ダイヤの)最終的発表は秋ごろになるかもしれない。きょう2市が要望に来たことを重く受け止めて1年後の開業に取り組みたい」と述べたという。