地域 西表に最大級ナマコ 琉大熱帯研が発見2011年10月9日 Tweet 発見された世界最大級のクレナイオオイカリナマコ=8月21日、西表島船浦湾内(琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設提供) 世界最大のナマコであるクレナイオオイカリナマコが8月21日、竹富町の西表島船浦湾内で見つかり、捕獲された。発見したのは琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設の成瀬貫助教ら3人。同じ種のナマコの産地としては大浦湾、名護湾、鹿児島県奄美の加計呂間島、パラオに続き、世界で5カ所目。 捕獲したナマコは体長362センチ。表面には特定の種に寄生する貝類やカイアシ類が付着していて、成瀬助教はこれらの貝類が生息していることから、ある程度の数のナマコも西表島の周辺にいると話す。 このナマコは湾の内側で、海底の土壌が泥と砂が適度に混ざり合っている特殊な環境を好むという。成瀬助教は「船浦湾にもナマコが生